マイクロソフト・アジュール新サービスを発表 ブロックチェーン管理を簡単に
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Microsoft(マイクロソフト)は5月2日のプレスリリースで、同社クラウドプラットフォームAzure(アジュール)でブロックチェーンネットワークの形成や管理などを簡素化できる「アジュールブロックチェーンサービス」を発表しました。
このサービスでは、BaaSにより事前設定したネットワーク上でブロックチェーン基盤のアプリ・サービスの構築が可能となります。
新規ブロックチェーン開発も数クリックで可能
マイクロソフトは公式ブログの中で、マイクロソフト・アジュールのCTOは「プライベート型(コンソーシアム型)ネットワークの形成や運用管理などを簡素化できる」と述べました。
ブロックチェーンネットワークの開発者は数回クリックをするだけで新規ネットワークの作成、メンバーの追加などを含む基本的な操作ができるとのこと。
JPモルガンとのサービス連携も
またCTOのコメントの中でQuorumが、アジュールブロックチェーンサービスを用いて管理が可能なプラットフォームとして紹介されています。
QuorumはJPモルガンが開発しているイーサリアム基盤の金融向けスマートコントラクトプラットフォームです。つまりJPモルガンとサービスを提携することになります。
この選択に関してCTOは、「世界最大のブロックチェーン開発者コミュニティを持っており、かつ人気のある仮想通貨イーサリアムを基盤としているため、この選択は当然である。」と発言しています。
マイクロソフト・アジュールは2018年5月にブロックチェーンアプリ作成サービスAzure Blockchain Workbenchをリリースしました。このサービスはブロックチェーン関連作業の自動化も含めて設計されています。