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Amazon、WholeFoodsなどでビットコインのライトニング決済が可能に

2019.07.12
米仮想通貨スタートアップがアマゾン、ホールフーなどでビットコイン決済を可能に

<この記事(ページ)は 3分で読めます>

決済を手がける米国スタートアップ企業のFoldが、Amazon、Starbucks、Uber、WholeFoodsなどの大手小売り業で、ビットコインのライトニングネットワーク(LN)決済を可能にしたとのことです。

ライトニングネットワークとは

ライトニングネットワークとは、仮想通貨のブロックチェーンを介さずに取引できる分離されたネットワークのことです。

ビットコインのブロックチェーンが抱える拡張性や処理速度、マイニングにかかる手数料などの課題解決のために開発されたソリューションで、ブロックチェーンの外(オフチェーン)で取引を実行することで、少額の決済を高速に実行することが可能になっています。

Foldのネットワーク決済プログラム

発表によると、参加する小売り企業は通貨をsatoshiまたは1億分の1のビットコインに換算し、Foldのプリペイドアクセスプログラムを通じて通貨を選ぶことで、ユーザーのライトニングネットワークでの決済を可能にするとのことです。

このように、Foldのサイトを介したライトニングネットワーク決済では、ユーザーが小売企業を選び、ライトニングウォレットを使って請求額の決済を行います。

決済が完了すると、25ドルを上限にギフトカードが進呈され、バーコードかコードを入力することで店頭でもオンラインでも使うことが可能とのことです。

ビットコインの基本原則に忠実に守る

ライトニングネットワーク(LN)決済の拡張性や利便性の面での明白な利益よりも、Foldが強調しているのはビットコインの基本原則を忠実に従い、ビットコインの本来の使われ方を守ることです。

そのため以下のように述べています。

「KYC(顧客確認)なし、強制的なサインアップなし、資産管理なし、アルトコインなし」

一方で、他の仮想通貨決済企業に習い、ユーザーに大手eコマースや小売業で幅広くLN決済を提供することも目標としており、前述した大手小売り企業の他にもREI、Home Depot、Southwest Airline、Target、AMCなどでも利用可能とのことです。

今年4月には、スタートアップ企業のMoonも、ライトニングウォレットの利用を可能にするブラウザ拡張機能を発表しています。
ユーザーは、Amazonのオンラインショッピングでの決済時に利用できるとのことです。

参考サイト:
“https://medium.com/in-the-fold/introducing-lightning-payments-ffa808c22092”
“https://cointelegraph.com/news/bitcoin-startup-brings-lightning-network-payments-to-amazon-whole-foods”
”https://hedge.guide/cryptocurrency/glossary/lightning-network”

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