G20 仮想通貨のマネロン対策−新規制に合意へ

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仮想通貨マネーロンダリングにまつわる新規制

4日、G20が6月に福岡市で開催する財務相・中央銀行総裁会議で、仮想通貨によるマネーロンダリング対策に関する新たな規制に合意する方針だと分かりました。

共同通信が報じました。

仮想通貨は、ブロックチェーンにより改ざんが起こりづらいという特性がある一方、匿名性の高いものや本人確認の必要ない取引所を利用することで法定通貨よりマネーロンダリングが行いやすくなっている現状があります。

そこで、取引時の本人確認の厳格化などを明確に定め、資産の流れを透明化して不正な目的に利用されないようにすることが大きな狙いです。

北朝鮮の仮想通貨悪用疑惑

さらに、北朝鮮が仮想通貨の匿名性の高さを利用して、サイバー攻撃で仮想通貨を奪い、資金源にしているという疑惑もあります。

G20は名指しで声明を出すことは避ける見通しですが、北朝鮮の仮想通貨を悪用した経済制裁逃れを抑えるという目的もあるようです。