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アイオータ(IOTA)、長期データ保存のための新ソリューションを導入

2019.09.19
アイオータ(IOTA)、長期データ保存ソリューションChronicle導入

<この記事(ページ)は 3分で読めます>

アイオータ財団(Iota Foundation)は9月17日にChronicle(クロニクル)の導入を発表しました。

これにより、ノード所有者はTangle(IOTAの分散型台帳)のすべてのデータを保存し、必要とするデータにいつでも、素早くアクセスできるようになりました。

財団は将来的に、このクロニクルの機能や能力を更に拡張していく予定です。
コミュニティを招いて、パーマノードの発展と拡大の為に補助金を発行する予定とも述べています。

分散型の耐障害性のパーマノードソリューション

このクロニクルが導入される以前、ノード所有者は、データベースの容量制限に直面していました。

そこで、アイオータはローカルスナップショットを導入し、古いトランザクションを消してデータベースを小さくしようと試みました。
しかし、この方法では長期間保存しておくべきデータには適していませんでした。

詳細については割愛しますが、IOTA公式サイトの記載から引用すると、

このクロニクルは、障害許容性のあるパーマノードソリューションで、様々なサービスで普及してきているElixir/Erlangといった言語でできたエコスステムで拡張、設計、および開発されています。
プロジェクトは今後、Rust環境にポートされ、財団が管理する公式の本番環境の構築ブロックになります。

とのことです。(公式サイトURLは参考サイトに記載)

 

エネルギーを意識したスマートシティの為にIOTAのTangleが貢献

ラグジュアリー・カーのジャガーランドローバー社と、電気・ガス供給売上で世界2位とされる仏エンジーの研究ラボとのIOTAの提携は、8月30日に報道されました。

その目的は、自動車に使用するエネルギーが環境に配慮したものであるかどうかを追跡して、プルーフオブコンセプト(PoC)の実証するためです。

このPoCデモンストレーションでは、ジャガーランドローバー社のI-PaceとIotaの技術を組み合わせることでエネルギーの出所を追跡したり、走行する道路の状況や天候、高速道路やパーキングの状況がわかるほか、通行料、駐車場料金、充電などでの決済サービスも利用できるそうです。

アイオータは、IoTを通じた最先端のエコシステムだけでなく、ユーザー意識をくすぐるクールなものを提供し続けている印象がありますね。今後の発展にも大いに期待したいところです。

 

【関連記事】
参考サイト:
“https://cointelegraph.com/news/iota-introduces-chronicle-a-new-solution-for-long-term-data-storage”
“https://blog.iota.org/introducing-chronicle-a-permanode-solution-8e506a2e0813”
“https://blog.iota.org/iota-renewable-energy-transfer-at-powerhouse-smart-building-dd42bbf799e5”

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