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ロシア鉄道が鉄道サービス利用状況の監視システムにブロックチェーン導入を検討

2019.03.06
ロシア鉄道が鉄道サービス利用状況の監視システムにブロックチェーン導入を検討

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ロシアの国営年金基金がロシア鉄道が、鉄道利用客の割引サービスの適用にブロックチェーン技術を導入することを検討していることが明らかになりました。

モスクワの報道機関RNSによると、国営年金基金の最高責任者Anton Drozdov氏が、同基金が貨物運送と一般客輸送の国営の鉄道サービスであるロシア鉄道とブロックチェーンプロジェクトについて協議中であることを明かしたとのことです。

鉄道サービス利用状況を監視、不正行為の撲滅を目指す

Drozdov氏は、RNSのインタビューで、新しいブロックチェーンプロジェクトでは、ユーザーの割引輸送サービスの利用状況を監視するシステムを導入し、チケットの偽造や詐欺行為を減らすことを目的としていると説明しました。

個人年金システムや投票システムへの導入検討

インタビューで、個人年金資産のシステムへのブロックチェーン技術の導入について聞かれると、Drozdov氏はロシア年金基金としては現段階では関与していないとのことでした。

現在はロシア中央銀行が、政府の要求を受けてブロックチェーンプロジェクトについての法的枠組みを作成中とのことです。

最近、モスクワ市は投票者の個人情報と投票データを改ざんする不正行為を減らすために、ブロックチェーン技術をインターネット投票のシステムに導入する法案を提出しました。

先週、プーチン大統領は、仮想通貨関連の別の法案の可決の期限を公表しました。
新法案は、2019年の春の会期で議論され7月までには施行されるとのことです。

大国ロシアがブロックチェーン技術の活用に積極的に取り組み始めています。
ロシアの仮想通貨関連の法整備がすすめば、アジアやヨーロッパなど近隣の地域へも様々な影響がありそうです。
今後のロシアの動向に注目が集まります。

参考サイト:
“https://cointelegraph.com/news/russian-railways-to-consider-blockchain-use-for-users-of-discounted-transport-services”

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