ジハンウー(Jihan Wu)とは?ビットコインキャッシュ誕生の首謀者・Bitmain設立者の正体
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現在、世界各国で仮想通貨のマイニングが行われていますが、その中マイニング量が最も多い会社はジハンウー氏が運営している会社です。
仮想通貨業界における大きな影響力を持つ人であるジハンウー(Jihan Wu)氏は一体何者なのか、どのような影響力を持つのか、彼の経歴とともに詳しく見ていきましょう。
ジハンウー(Jihan Wu)とは
ジハンウー(Jihan Wu)氏は中国出身で、2009年に北京大学を卒業し、心理学と経済学のダブルディグリーを取得しました。
大学を卒業した後はベンチャーキャピタル(venture capital)として、投資会社で働いていました。
2011年にジハンウー氏はビットコインに出会います。
ビットコインの革新性や将来性に気づいた彼は、友達と一緒に「8Btc」というビットコイン情報を中心とした交流プラットフォームを創立しました。
同年、サトシ・ナカモトと名乗る人物が発表した「ブロックチェーンを用いたビットコイン」の構想論文を初めて中国語に翻訳しました。
2013年にはマイクリー・チャン氏を誘い、ビットコインのマイニングの関係の企業ビットメイン(Bitmain)を共同で設立しました。
Bitmainは世界で最も多くのビットコインを採掘しているアントプール(Antpool)のほか、中国の大手マイニンググループViaBTCも運営しています。
また、ビットコイン専用のマイニングのハードウェアプログラム「Antminer」の開発も行なっています。
2017年、ジハンウー(Jihan Wu)氏はCoinDeskの仮想通貨業界で最も影響力のある人物に選ばれました。
Fortuneによると、Antminerが昨年利益約4228億円を達成したということです。
ジハンウー(Jihan Wu)氏の立ち上げたビットメイン(Bitmain)とは
ビットメイン(Bitmain)とは、2013年に設立されたビットコインのマイニング用のASCIチップを開発、販売、マイニングを行う企業です。
本社は北京に位置し、アムステルダム、香港、テルアビブ、青島、成都、深圳にもオフィスがあります。
ビットメイン(Bitmain)はマイニング事業自体から利益を得られるうえに、マイニング機器Antminerの販売や、マイニングプール、クラウドマイニングまで幅広く仮想通貨マイニングの関連事業を展開しています。
ビットメイン(Bitmain)はビットコインだけではなく、他にもイーサリアム、ダッシュ、ビットコインキャッシュなどもマイニングしています。
最近では、マイニングに人工知能を組み合わせることで様々なシステムの最適化を目指していて、ビットメイン(Bitmain)の最新技術により、ますますの発展が期待されます。
ジハンウー(Jihan Wu)氏とビットコインキャッシュとの関係
ジハンウー(Jihan Wu)氏は、「ビットコインキャッシュが本当のビットコイン」であるという発言をしたことがあります。
ジハンウー(Jihan Wu)氏とビットコインキャッシュとの間、どのような関係があるのでしょうか。
2016年、ジハンウー(Jihan Wu)氏が運営しているマイニングプールはSegWitという技術で問題解決を図る香港合意に署名し、ビットコイン・アンリミテッドが分裂して誕生することを推し進めました。
2017年8月1日に、ビットコインキャッシュ(Bitcoin Cash)という新たな仮想通貨が誕生しました。
ジハンウー(Jihan Wu)氏が運営しているViaBTCはビットコインキャッシュを中心として、取引とマイニングをしています。
また、彼が所有するマイニングプールAntpoolはビットコインキャッシュのマイニングを行っています。
このように、ジハンウー(Jihan Wu)氏はビットコインキャッシュと密接にかかわっていることが明らかになりました。
ビットコインキャッシュには中国最大手のマイニングプールがバックについているため、今後ビットコインキャッシュのハッシュレートがますます期待できると考えられます。
ジハンウー氏のツイッター(Twitter)での影響力
ジハンウー(Jihan Wu)氏は大きな影響力を有する人物であり、ツイッターでの影響力も大きいと思われます。
彼のツイートは過去に何度か相場に影響を与えたようです。
例えば、ジハンウー氏は2017年10月25日に、他のユーザーへのツイートで、「ビットコインキャッシュが本当のビットコインだ」と主張しました(図1)。
(図1)
この時ビットコインキャッシュの価格が上昇しました(図2)。
(図2)
また、ジハンウー(Jihan Wu)氏は2017年11月11日に、「BCHクラシックが誕生する可能性がある。その場合、BCHクラシックを売ってBCHを買う求める人が増えるだろう」という旨のツイートを投稿しました(図3)。
(図3)
この時、ビットコインキャッシュ(BCH)の値段も上がりました(図4)。
(図4)
このように、ジハンウー(Jihan Wu)氏のツイートが影響力を持っていると考えられます。
ジハンウー(Jihan Wu)氏が語った仮想通貨の将来
ジハンウー(Jihan Wu)氏は2018年3月に、ブロックチェーンを使用する「私営中央銀行」を作ろうとする20〜30の新興企業に投資する予定であると発表しました。
ジハンウー(Jihan Wu)氏はこれらの市営中央銀行が「消費者のためにより利便性の高い顧客体験を提供することができる」と言いました。
また、ジハンウー(Jihan Wu)氏は「ビットコイン(BTC)の支配力は低下しており、イーサリアム(ETH)やダッシュ(DASH)のような他の仮想通貨が大きく急成長している。」と言い、いくつかの仮想通貨ネットワークが急成長していることを指摘しました。
まとめ
ジハンウー(Jihan Wu)氏の経歴によって、彼の人物像がわかりました。
彼は仮想通貨業界における大きな影響力も明らかになりました。
ジハンウー(Jihan Wu)氏が推進するビットコインキャッシュの将来性もますます期待が高まるでしょう。
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参考サイト
https://crypto-currency.site/?p=1372
https://mamalifehack.com/jihanwubitcoincashinf
https://btc-feed.jp/posts/959
https://tokennews-hk.com/ja/column/exclusive-interview-with-bitmain/