韓国金融委員会(FSC)、初の仮想通貨法案の承認の早期策定を要求
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韓国の金融委員会(FSC)は、議会に国内初となる仮想通貨法案の承認を急ぐように求めました。
FSC仮想通貨チームのHong Seong-Ki氏は、国内仮想通貨取引について、セキュリティとマネーロンダリングの危険性について警告しました。
『仮想通貨市場は、急速に成長しているように見えますが、取引プラットフォームはセキュリティの面でまだ十分に準備が整っているとは言えない。我々は、もっと緊急性が高く重要事項である、マネーロンダリング対策と投資家保護に関するものから法制化する。これらの法案は速やかに議会を通貨させるべきだ。』
5月には、韓国金融監督院(FSS)主導の、マネーロンダリング対策に関するコンプライアンス調査に参加しました。最近注目を集めた2つのハッキング事件が、韓国の法制化を急ぐ動きに拍車をかけました。
今年3月に韓国与党によって提出された草案では金融委員会(FSC)の直接保護下での取引が盛り込まれましたが、やはり国会の承認が必要となります。
Hong Seong-Ki 氏は、さらに法案が議会を通過したとしても、韓国金融委員会(FSC)は仮想通貨取引に公式な認定を与えて市場の成長を促すというよりはむしろ、監視機関に取引の効果的な監視を行う権利を与えることを意図していると述べています。
今月の初旬には、追加の議会が開かれ、仮想通貨、ICOやブロックチェーンについての草案の見直しがされる予定であることが明らかにされました。
一方で、3人の大臣が、新しいブロックチェーン産業の分類方法についての最終草案を今月末までに提出するために働いていると言われています。草案では仮想通貨取引を改めて定義しており、取引規制機関を認定しています。
韓国は今年3月には、IOC全面禁止を撤廃する計画を打ち出しました。仮想通貨やブロックチェーンの法制化を急ぐ韓国のこのような姿勢は、近隣諸国からもその動向に注目が集まりそうです。
参考サイト
”https://cointelegraph.com/news/south-korea-s-financial-watchdog-urges-lawmakers-to-move-forward-with-crypto-bill”