ゴールドマン・サックス、仮想通貨取引開始の計画を放棄か。ビットコインは下落。
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5日、アメリカの大手投資銀行、ゴールドマン・サックスが、仮想通貨取引部門の開始計画を当面、棚上げしたと報じられました。
このニュースを受け、ビットコインは7%、イーサリアムは15%下落しています。
ライトコインとリップルも同様に下落しており、仮想通貨市場はスランプに陥っています。
優先順位を下げた。しかし仮想通貨の可能性には継続して注目する。
ブルームバーグによると、ゴールドマンサックスは、仮想通貨取引部門のに関する計画の優先順位を下げたとのことです。
しかし、仮想通貨取引部門開始の計画が機関投資家にとって有益なものになり得るという視点で、引き続き動向を見ていくとのことです。
ゴールド・マンサックスは、今年初めに、デジタル資産マーケット責任者として仮想通貨のベテラントレーダーであるジャスティン・シュミット氏を起用して以来、この計画に関してはあまり大きなステップを踏み出していません。
しかし、ゴールドマンサックスはあくまでも現時点での判断としています。
同社の広報担当は次のように述べています。
「様々なデジタル資産に関する顧客の要望に応えるために、我々は最善のサービス提供の仕方を模索している。現段階ではデジタル資産サービスに関する調査の結論が出ていない。」
仮想通貨取引部門の開始に向けて
ゴールドマン・サックスはすでに、少なくとも間接的には仮想通貨取引部門を所有していることは明らかです。
同社は、フィンテックスタートアップのCircleの持ち合い株式を保有しています。
Circleは幅広い種類の仮想通貨を扱っており、そのうちのOTC取引高(相対取引)は月間20億ドルにのぼると言います。
慎重な姿勢を崩さないゴールドマン・サックスの動向、その一挙一動に注目が集まっています。
参考サイト:
“https://www.ccn.com/goldman-sachs-is-abandoning-plans-for-a-bitcoin-trading-desk-for-now/”
“https://www.bloomberg.com/news/articles/2018-09-05/bitcoin-drops-3-in-10-minutes-as-cryptocurrencies-join-selloff”