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UASF

User Activated Soft Fork(ユーザー主体のソフトフォーク)の略。ビットコインのブロックサイズ問題を解決するために提案された、SegWit(セグウィット:Segregated Witness「署名の分離」の略)を有効化する際に、必要なマイナーの同意が得られなかったという背景から提案された。

具体的には、2017年8月1日という期限を設け、その日以降は取引所やウォレットが、SegWitをシグナリングしていないブロックを受け取らないということを決めた。これによって、SegWitをシグナリングしていない古いブロックをマイニングしても多くの取引所やウォレットで無効になってしまうため、マイナーたちもSegWitをシグナリングした新しいチェーンをマイニングせざるをえない状況になる。SegWitがシグナリングされたチェーンと従来のチェーンに分岐するのではという懸念が広がったが、2017年8月1日より前の2017年7月下旬に大部分のマイナーの合意が形成され、SegWitがアクティベートされることが決定した。これにより、8月1日のUASFは起こらなかった。