暗号資産FXにおすすめの取引所は?スプレッドやレバレッジを徹底比較!
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実はメリットがたくさんある暗号資産FX、注意点やリスクを踏まえてトレードの幅を広げてみませんか?
今回は、暗号資産現物取引と暗号資産FXの違いはもちろん、取引所のスプレッドやレバレッジなどに注目した、暗号資産FXにおすすめの取引所を紹介していきます。
暗号資産FXとは?
暗号資産FXとは、暗号資産を用いたFX取引を指します。
一般的なFX取引(外国為替証拠金取引)同様、実際に代金を受け渡すのではなく、
証拠金を利用して決済時に売買により生じた損益のみを受け渡取引です。(マネックス証券HPを参考)
FX取引と同じく、暗号資産FXにも現物取引にはない様々なメリットがあります。
暗号資産FXのメリット① レバレッジをかけることができる
暗号資産FXのメリットとしてまず挙げられる点は、レバレッジです。
手元の資金(取引保証金)に「レバレッジ」をかけることで、何倍もの金額の通貨を取引できます。
中には、最大25倍までレバレッジをかけられる取引所もあります。
暗号資産FXのメリット② 売りから入ることができる
現物取引では売買する暗号資産を保有していなければなりませんが、暗号資産FXでは売り取引から始めることが可能です。
現物取引よりも暗号資産FXの方が、相場の状況に関わらず利益を期待することができそうですね。
暗号資産FXのメリット③ ボラティリティが大きい
これは暗号資産FXに限らない話ですが、暗号資産市場はボラティリティ(価格変動)が大きいマーケットです。FXにはない大きなボラティリティを利用できる点も、暗号資産FXの魅力の一つです。
しかし、ボラティリティが大きいということは、それだけ価格変動が激しくリスクも大きいという注意点もしっかりと把握しておきましょう。
レバレッジ取引やその仕組み、FXの仕組み、ボラティリティについては、下記の記事で図解を用いて解説しています。
暗号資産FXにおすすめの取引所は?
それでは暗号資産FXのトレードにおいて、どこの取引所を利用すれば良いでしょうか。
様々な側面から各取引所を比較してみましょう。
ここでは、以下の5つの視点から徹底比較していきます。
・スプレッド
・レバレッジの倍率
・手数料
・セキュリティ面
・アプリの使いやすさ
暗号資産FXにおすすめの取引所は? 取り扱い通貨を比較
まずは取り扱われている通貨を比較してみましょう。
取引所名 | 通貨ペア |
bitbankTrade(2019年3月でサービス終了予定) | BTC/USDのみ |
BITPoint | レバレッジ取引はBTC/JPY,
FX取引はBTC/JPY, USD, EUR, HKD |
GMOコイン | BTC, ETH, XRP, BCH, LTC/JPY |
DMMビットコイン | 現物取引:BTC/JPY, ETH/JPY, XRP/JPY
レバレッジ取引:BTC/JPY, ETH/JPY, XRP/JPY, BAT/JPY, QTUM/JPY, XLM/JPY, MONA/JPY, XEM/JPY, LTC/JPY, ETC/JPY, BCH/JPY, ETH/BTC, XRP/BTC, XEM/BTC, LTC/BTC, ETC/BTC, BCH/BTC, ETC/ETH |
Liquid | BTC/JPY, USD他7つの法定通貨, ETH/JPY, BTC, XRP/JPY |
bitFlyer | BTC/JPY |
DMMビットコインは、現物で3種類(ビットコイン(BTC)・イーサリアム(ETH)・リップル(XRP))、レバレッジで11種類(ビットコイン(BTC)・イーサリアム(ETH)・ネム(XEM)・リップル(XRP)・ライトコイン(LTC)・イーサクラシック(ETC)・ビットコインキャッシュ(BCH)・ステラ・ルーメン(XLM)・モナーコイン(MONA)・クアンタム(QTUM)・ベーシック アテンション トークン(BAT))もの銘柄・通貨を取り扱っています。
色々な種類の通貨をトレードしたい方にはぴったりかもしれません。
一方で、日本円でトレードできない取引所(bitbankTrade)もあるので注意しましょう。
暗号資産FXにおすすめの取引所は? スプレッドを比較
スプレッドもトレードをする上に重要な要素です。
取引所名 | スプレッド |
bitbankTrade(2019年3月でサービス終了予定) | 44円 |
BITPoint | 222円 |
GMOコイン | 283円 |
DMMビットコイン | 【2019/1/30~2019/2/13 12:00までスプレッドキャンペーン実施中のためスプレッドが固定】
BTC/JPYは500円 以上を原則固定 |
Liquid | 226.393円 |
bitFlyer | 204円 |
*2019/02/04 午後16:30前後のもの
*LiquidとbitbankTradeは2019/02/04のレート(1ドル109円)を元に計算
スプレッドとは、購入価格と売却価格の差を指します。
したがって、その差が狭ければ狭いほどお得であると考えられます。
このように見ると、bitbankTradeはダントツで1番スプレッドが狭いです。
これは、bitbankTradeが世界最大級の取引所:OKExと連携しているため、高い流動性を誇ることが理由としてあります。
より狭いスプレッドでトレードしたい方は、bitbankTradeが良いかもしれません。
DMMビットコインも、現在スプレッドキャンペーンを実施中なので他と比べるとスプレッドが狭くなっているものがあります。
暗号資産FXにおすすめの取引所は? レバレッジの倍率を比較
それでは、レバレッジの倍率を比較してみましょう。
取引所名 | レバレッジ倍率(最大倍率のみ表示) |
bitbankTrade(2019年3月にサービス終了予定) | 20倍 |
BITPoint | 4倍 |
GMO | 10倍(ビットコイン以外は5倍) |
DMM | 4倍 |
Liquid | 25倍 |
bitFlyer | 15倍 |
レバレッジは倍率が高ければ高いほど、利益率は大きくなります。
したがって、高いレバレッジで取引したいという方には、Liquidが良いかもしれません。
高い利益率が期待できるレバレッジ取引ですが、その分ハイリスク・ハイリターンであるという点を忘れないようにしましょう。
したがって、レバレッジ取引を行う際はロスカット制度のある取引所を選ぶ・小さい倍率から始める、など慎重なトレードを心がけましょう。
多くの取引所は、証拠金が指定された%を下回ると自動的に決済されるロスカット制度を設けています。
制度の有無や指定される%はそれぞれ異なるので、注意しましょう。
証拠金維持率が()内のパーセンテージを下回った場合、ロスカット制度が作動します。
取引所名 | ロスカット制度の有無 |
bitbankTrade(2019年3月でサービス終了予定) | ○ (20%) |
BITPoint | ○ (100%) |
GMOコイン | ○ (75%) |
DMMビットコイン | ○ (80%) |
Liquid | ○ (110%) |
bitFlyer | ○ (50%) |
暗号資産FXにおすすめの取引所は? 手数料を比較
続いて、手数料を見ていきましょう。
取引所名 | 取引手数料 | レバレッジ手数料(スワップポイント) | 入金手数料 | 出金手数料 |
bitbankTrade(2019年3月でサービス終了予定) | 新規:0.01%、決済:0% *1 | なし | 無料 | 0.001BTC |
BITPoint | 無料 | 0.035%/日 | 即時入金は無料だが銀行手数料は客負担 | 銀行手数料は客負担 |
GMOコイン | 無料 | 0.04%/日 | 無料(銀行手数料は客負担) | 無料(同左) |
DMMビットコイン | 無料 | 0.04%/日 | 無料(銀行手数料は客負担) | 無料(同左) |
Liquid | 無料 | 0.025%/日 | 仮想通貨:無料
法定通貨:無料(銀行手数料は客負担) |
500円 (銀行手数料は客負担) |
bitFlyer | 無料 | 0.04%/日 | 住信SBIからのクイック入金は無料だがそれ以外は324円 | 216~756円 (出金する金額、利用する銀行により異なるので公式サイトをご覧ください) |
*1: bitbankTradeでは、決済時に利益が出た場合のみその利益に対して0.2%のキャピタルゲインフィーが徴収されます。
ここでは、レバレッジ手数料(スワップポイント)に注目しましょう。
これは、取引を翌日に持ち越した場合に発生する手数料のことですが、bitbankTrade(ビットバンクトレード)はそれがかからないようです。
しかし、決済時に利益が出た場合はキャピタルゲインフィーが徴収されるため注意しましょう。
暗号資産FXにおすすめの取引所は? 使いやすさを比較
使いやすさを測ることは難しいですが、スマホアプリの有無やツールの充実さなどを比べてみました。
取引所名 | 評判、ツールなど | スマホアプリの有無 |
bitbankTrade(2019年3月でサービス終了予定) | ・シンプルなデザイン ・口座開設は簡単な情報登録のみなので、約1分ほどで完了 |
スマホアプリはbitbank.ccのみであるものの、スマートフォンには対応 |
BITPoint | ・世界中の投資家から人気のMT4を採用 ・Webツール等が充実 |
○ Meta Trader4 |
GMOコイン | ・仮想通貨FX専用スマホアプリ「ビットレ君」 ・直感的な操作の使いやすいツール |
○ |
DMMビットコイン | ・チャートにテクニカル指標を表示可能などPCツールに劣らないスマホアプリ ・LINEで問い合わせが可能 |
○ |
Liquid | ・スマホアプリでは、ポートフォリオを円グラフで閲覧可能など見やすい画面 ・現物、レバレッジ取引の切り替えがワンタッチ |
○ |
bitFlyer | – | ○ |
出先でもスマートフォンからチャートを確認できたり、トレードできたりする手軽さは重要と言えます。そのせいか、各社スマホアプリをリリースしていますね。
初心者の方や見やすさを重視したい方は、デザインや機能のシンプルさが売りのGMOコインやDMMビットコインを選ぶと良いかもしれません。
一方で、より本格的で複雑トレードをしたいという方は、MT4などの高機能なツールがあるBITPointが良いかもしれません。
ちなみにこちらは、GMOコインの仮想通貨FX専用スマホアプリ:ビットレ君のチャート分析画面です。自分でラインを引く・時間足を変更するなどの操作画面がシンプルです。
暗号資産FXにおすすめの取引所は? セキュリティ面を比較
セキュリティに関しても数値化は難しいですが、第三者機関の評価や各取引所のセキュリティ対策を比較してみました。
取引所名 | 特記事項 |
bitbankTrade(2019年3月にサービス終了予定) | ICO Ratingの取引所セキュリティレポートで国内第1位(公式サイトより) |
BITPoint | 情報セキュリティ格付けでA is ランク取得(公式サイトより) |
GMO | GMOインターネットグループで培われた金融サービスのノウハウ |
DMM | 顧客資産の90%以上をコールドウォレットで保管 |
Liquid | 日本で唯一100%コールドウォレットで管理(公式サイトより) |
bitFlyer | 強度の高い暗号化通信を採用 |
また、上記の取引所6つはすべて金融庁に登録済みの暗号資産交換業です。
第三者機関の評価は参考になるかもしれませんね。
暗号資産FXにおすすめの取引所は?スプレッドやレバレッジを徹底比較!、まとめ
今回は暗号資産FXの概要から、トレードにおすすめの取引所を紹介しました。
今まで現物取引をしていた方は、レバレッジを活用してトレードの幅を広げることができますし、FXや株などのトレード経験がある方は、より大きなボラティリティが期待できる暗号資産市場に挑戦することで得られるメリットも多いかもしれません。
それぞれの取引所を見ると、メリットやお得なキャンペーンなど特徴が様々でした。目的や自分のトレードスタイルに合わせて取引所を選ぶことが賢明と言えるでしょう。
参考サイト:
“https://info.monex.co.jp/beginner/deposit.html“
“https://press.bitcoin.dmm.com/news/20190130_02“
“https://www.bitbanktrade.jp/rule“
“https://coin.z.com/jp/corp/product/info/margin/“
“https://quoineprod.s3.amazonaws.com/uploads/policy_document/term_document/95/Liquid_Trading_Rules__Global__v1.09__Final_2018.09.04_.pdf“
“https://bitcoin.dmm.com/transaction_product/fee“
“https://lightning.bitflyer.com/about-fx“