ステラに乗ったIBM World Wireの世界展開が止まらない
<この記事(ページ)は 3分で読めます>
世界に数多ある通貨単位、あらゆるデジタル資産をリアルタイムに決済する手段を提供しようというIBMのブロックチェーンWorld Wireの展開はその提携先の銀行を増やし続けています。
今やWorld Wireは、47の通貨、44の銀行をエンドポイントにし、72か国における決済を可能にしています。
世界の通貨を瞬時にデジタル決済
StellarプロトコルをベースにWorld Wireは、既存の銀行間で外国為替、国際送金などを最適化して高速化するように設計されています。
メッセージング、手形交換、および決済までひとつのネットワークに統合した初のネットワークです。
決済しようとするユーザーは、ネットワーク上でストレスなく様々なデジタル資産から選択できるようになっています。
レガシー銀行が複数のデジタル資産をサポートするネットワーク構築
このネットワークは、IBMが以前発表したStrongholdとのコラボレーションを通じて、Stellar Lumen(XLM)と米ドルを使った決済をすでにサポートしています。
現在、規制当局による承認および審査待ちのBanco Bradesco、Bank Busan、Rizal Commercial Banking Corporation (RCBC)など6つの国際銀行はすでに、World Wireで彼ら自身のステーブルコインを発行する意向書に署名をしました。
それにより、ユーロ、インドネシアルピア、フィリピンペソ、韓国ウォンやブラジルレアルなどがネットワークに加わります。
従来のコルレス銀行間の送金には費用も日数もかなり障害となっていましたが、
「金融機関が複数のデジタル資産をサポートするネットワークを構築することが可能になった今、世界を包括して金融のイノベーションや改善に拍車をかけることを期待している」
、とIBM BlockchainのゼネラルマネジャーであるMarie Wieck氏はコメントしています。
IBMの強い世界展開の縁の下にいるStellarの存在が注目されます。
CEOに新しく配置されたDenelle Dixon氏や取引所CoinbaseへのXLMトークンの追加なども今後のチャートに影響があるかもしれませんね。