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やさしい仮想通貨チャート分析ビットコイン(BTC)2019.06.04

2019.06.04

<この記事(ページ)は 4分で読めます>

チャートから今後の値動きを予測し、仮想通貨投資で”勝てる”ようになるために、実際のチャートを見ながらテクニカル分析の手法をご紹介していきます。
ローソク足チャートの見方がわからない方は、こちらの記事をご覧ください。

2019年6月4日現在、ビットコイン(BTC)は前日から大きく値を下げ86万円台で推移しています。ファンダメンタルの側面からは目立った情報は無く、取引所BitMEXのメンテナンス前のポジション調整が要因である可能性が高いです。
意識されるサポートラインに注目してチャート分析を進めていくのが良策でしょう。

TradingViewより、bitflyerのBTC/JPYのチャートを見てみましょう。

①日足で全体を俯瞰する

6月4日10時現在 BTC/JPY 日足

2019年4月から6月4日現在までのBTC/JPY日足チャートです。
4月から5月中旬までは大きな価格の下げを見ることなく、上昇していました。
しかし5月中旬、特に11日から13日にかけての大きな上げはその後の相場に影響を与えており、1日の値動きが活発になったとみることができます。
先週のチャート分析でお伝えした26日から27日にかけての急騰により100万円間近までの上昇でしたが、6月4日午前8時頃、突然の下落により一時84万円まで値を下げました。現在は86万円台で推移しています。

この値動きをより細かく分析するために、この日足チャートに移動平均線を引いてみましょう。

②移動平均線を引いてみる

6月4日10時現在 BTC/JPY 日足

先ほどの日足チャートに移動平均線を3本引いてみました。

①5日移動平均線(黄色、短期)
②25日移動平均線(水色、中期)
③75日移動平均線(紫色、長期)

それぞれが、短期、中期及び長期を表す移動平均線となっています。

移動平均線同士の乖離ですが、5月29日に直近の最大幅となり、その後は価格が停滞気味であることから徐々に25日移動平均線に近づいていることが分かります。また6月4日朝の下げにより今後デッドクロスが現れる可能性もあります。

③4時間足で見る

6月4日10時現在 BTC/JPY 4時間足

日足から4時間足に落としたBTC/JPYチャートです。
日足に比較してこの1週間は上昇ではなく横ばいに推移していることが分かります。先週のチャート分析でお伝えしていた最近の相場サイクル「上昇→レンジ相場→上昇」が見事に当てはまり次の上昇に向けてのレンジ相場となっていると考えることができます。

④サポートラインを引いてみる

6月4日10時現在 BTC/JPY 4時間足

先程の4時間足チャートにサポートラインを引いてみました。約86万6千円に破線で示したのが直近のサポートライン、そして約83万3千円に実線で引いたのが下落していく場合の次に意識されるラインです。
破線サポートラインは5月26日の17時及び21時足の下ヒゲに、実線サポートラインは23日から24日にかけての安値圏に引いています。この先、破線を下抜けた場合には実線が意識されると考えられます。また破線を下抜けずに反発した場合、90万円台のレンジ相場となるでしょう。したがって下抜けた場合には売りを、反発した場合には買いをいれるのが良策でしょう。まずは破線前後での値動きに注意してチャート分析をしましょう。

まとめ

関東は梅雨入り間近でぐずついた天気の日が多くなっていますが、ビットコインも同様にぐずついた値動きを展開しています。これが100万円突破への一時的な休息であればいいのですが。さて、6月4日の急落により短期的にはレンジ相場へと移行しているビットコイン。今回お伝えしたサポートラインを意識しながら、冷静にトレードを行いましょう。
皆さんも、今回ご紹介したような手法を使って、チャートを分析してみてください。

※当レポートは、仮想通貨の価格チャートの一般的な見方やテクニカル手法を提供することを目的としており、投資勧誘を目的としたものではありません。
※仮想通貨(暗号通貨)の投資は価格変動のリスクを伴いますので、損失を被る場合があります。
※仮想通貨(暗号通貨)の投資にかかる最終決定はご自身の判断でなさるようお願いいたします。

記事内のチャートはすべてTradingViewを使用しています。

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