ビットコイン急反発から9400ドルを維持 今後の展開は?
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ビットコインは25日に急反発しました。
7397ドルから8784ドルまで急進し重要な節目とされる200日移動平均線の水準である7464ドル(約80.6万円)付近で底を固める形となり5ヶ月間に及ぶ低水準から脱却しました。
出典:https://jp.tradingview.com/symbols/BTCUSD/
習近平国家主席の発言買い材料に
中国の習近平国家主席がブロックチェーン技術への支援を表明したことが主な買い材料になったと見られています。
ビットコイン価格は29日に24時間で、わずかな下落を見せたものの依然として9400ドル付近の水準を維持しています。
ビットコイン価格は次の9500ドルのハードルを超えようとする試みが繰り返されていますが、このハードルを突破するのはなかなか難しい状況です。
中国の習近平主席のブロックチェーンに対する好意的な発言から、現在上昇を維持している仮想通貨市場ですが、一方ではこれまでビットコインETFの否決、FacebookのLibraに対する相次ぐ厳しい批判、テレグラムトークンに対する違法判断など、仮想通貨市場にとってネガティブな材料が相次いでいたため、市場の反動が大きく出ているという意見もあります。
デッドクロスを回避することが重要
金融顧問サービス大手のdeVere GroupのチーフエグセクティブであるNigel Green氏は、来週中も8500ドル以上を維持することができれば、年末までに12000ドルまで高騰する可能性があると予想しています。
「8500ドルのサポートラインは以前もビットコインにとって重要な節目とされてきた。
Green氏は、50日移動平均線が200日移動平均線を下回る弱気パターンとされるいわゆる”デッドクロス”を回避することができれば、年末を前に12000ドルを突破するだろう。」
「仮想通貨の根幹を担い独立した技術革新を起こしているブロックチェーン技術の導入を呼びかける習近平主席の発言が、最近のビットコインの高騰に影響している。」
「世界第2位の経済大国がビットコインを含む技術導入の方向へ大きく動き出したことは、仮想通貨分野にとっても大きな促進剤となるだろう。」
5ヶ月ぶりに低迷から回復を見せたビットコイン。
年末にかけては現在の水準を維持できるかが、今度の上昇に向けての重要なポイントとなるようです。