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シンガポールで世界初の”貿易ブロックチェーン”がローンチ-中国とASEAN諸国を結びつける

2018.07.23

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シンガポールを拠点に世界20カ国以上で展開する電子政府サービスプロバイダーであるCrimsonLogicが、ASEAN諸国と中国との間の国境を越えた取引のためのブロックチェーン・プラットフォームの立ち上げを発表しました。

貿易書類のシェアが簡単に

プラットフォームは参加企業が運営するブロックチェーン拠点(ノード)で構成され、荷主や運送業者は安全な取引が保証される他、原産地証明書やインボイスなども含む貿易関連の書類がシェアされます。
プラットフォームではこれらの書類はシンプルな操作でシェア可能となります。
完全子会社のGeTSにちなみ「GeTSオープン・トレード・ブロックチェーンプラットフォーム」と名付けられました

中国とASEAN諸国にフォーカス

CrimsonLogicの会長であるEugene Wongは「ブロックチェーン技術が、ASEANや中国の一帯一路構想、南方輸送回廊間の国境を越えた取引に大きな信頼感を与えると確信している。ASEAN諸国と中国との間の貿易量も最大のものとなるだろう。」

IBMと提携

CrimsonLogicの株式の45%は世界最大規模の港湾運送事業体であるPSA社が保有していますが、そのPSAはブロックチェーン技術をめぐり積極的な姿勢をみせているIBMと提携し、ブロックチェーン技術開発に乗り出しています。

ブロックチェーンをめぐりグローバルなレベルで企業間提携や新サービスの開発が活発になっています。その将来性や事業展開をよく見きわめていきたですね。

参考サイト
“https://www.crimsonlogic.com/Documents/pdf/newsAndEvents/media/Press_Release_Announcement_GeTS_launches_worlds_first_cross-border_BC_for_trade_linking_ASEAN_and_China.pdf”
“https://www.ccn.com/worlds-first-trade-blockchain-launches-in-singapore-to-link-china-and-asean-nations/”

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