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ソフトバンクとBaidu、元Googleメンバー立ち上げのスタートアップに300万ドルの資金調達

2018.08.22
ソフトバンクとBaidu、元Googleメンバー立ち上げのスタートアップに300ドルの資金調達

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元Googleメンバーのスタートアップ企業がネット広告最大手の牙城を崩そうとしています。

Atlas Protocolは、ブロックチェーン常に蓄積されたデータを活用してユーザーにより有益な市場を作ることを掲げたスタートアップ企業です。
ソフトバンク・チャイナ・ベンチャー・キャピタル(SCBC)や中国検索エンジン大手の百度(Baidu)、Danhua Capital 、Fenbushi Capitalなどが、Atlas Protocolの300万ドルの株式シードラウンドに参加したことのことです。

ユーザーがデータ管理の権限を持つ

Atlas ProtocolはGoogleの元社員が立ち上げたスタートアップです。
Googleはユーザーの行動データを収集しネット広告に利用して収益を上げている一方で、ユーザーはこれらの情報を管理することはほとんどできません。
Atlas Protocolはウェブ上の情報とパブリックブロックチェーンを直接連携させることでGoogleの一歩先にリードすることができると考えています。
AtlasチームはGoogleのノウハウを熟知しており、 ブロックチェーンエコシステムを構築することを目的にGoogleの元社員によって立ち上げられた組織、”xGoogler Blockchain Alliance”に支援を受けているとのことです。

トークンの取引により情報をシェア

facebookと英データ会社、Cambridge Analyitica の分析によると、ユーザーはネット上の個人情報の管理により敏感になっているといいます。
Atlas Protocolはこれらの不安解消のために、ユーザーにデータ管理権限を与え、ユーザーが許可したデータのみシェアするとのことです。
Atlas Protocolの基本的なモデルは、ユーザーにブロックチェーン上の取引などのデータを収集することを許可し、トークンによって情報のシェアをするとのことです。
このトークンは市場管理者、ユーザー、発行者や他のオンラインエコシステム上の第3者とも取引できるとのことです。

一方通行型だったネット広告ビジネスがに変革が起きつつあります。
データの管理や個人情報保護を重視した、ユーザー目線の新しいネット時代の幕開けになるかもしれません。

参考サイト:
”https://www.coindesk.com/softbank-baidu-lead-3-million-funding-for-ex-googlers-crypto-startup/”

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