韓国のサムソン、ブロックチェーンでバンキングシステムをスリム化
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韓国のテック複合企業のサムソンの子会社であるサムソンSDSがブロックチェーン基盤のプラットフォームを使って銀行の承認システムを開発したと発表しました。
複数のアプリから取引が可能で、承認は1回のみ
サムソンSDSと韓国銀行連合との連携により開発された新しいプラットフォームは”BankSign”と呼ばれ、異なる銀行間のモバイルシステムの取引を迅速に完了できます。
ユーザーは異なるアプリで取引することができ、照合のためのパスワードや指紋認証は一つのアプリからのみ要求されます。
ブロックチェーンによるセキュリティの強化を実現
銀行システムのデータ共有システムに接続することでセキュリティは保証されており、ネットワーク内の承認データは3年間保存されます。
サムソンによると、セキュリティはブロックチェーンの先天的な不変性によってセキュリティが強化されているとのことです。
金融市場の競争力高める
サムソンは次のように述べています。
「”BankSign”は待望されていたブロックチェーン技術を導入したバンキングシステムの最初のアプリである。我々はデジタル送金事業をさらに拡大する予定であり、銀行や金融機関の競争を激化させることになるだろう。」
サムソンSDSは2015年に起業した後、同社の最初のビジネスプラットフォームである”Nexledger”を2017年にリリースしました。
その後、ブロックチェーン技術や人工知能によるデジタルファイナンスプラットフォーム”Nexfinance”を発表しました。
”Nexfinance”は異なる企業の金融データを自動的に追跡、統合することができ、商品の推奨や保険の請求、クレジットカードのポイント管理などもできるとのことです。
世界的大手企業のサムソンもブロックチェーン事業に本腰を入れ始めたようです。
今後もブロックチェーン技術の様々な分野への拡大が加速することでしょう。
参考サイト:
“https://www.coindesk.com/samsung-looks-to-streamline-banking-with-blockchain-tool/”