アートを資産として分割所有するSTRAYM ブロックチェーン技術を使用
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SUMADONA株式会社(スマドナ)は、2019年10月31日にアート作品の分割所有プラットフォーム「STRAYM」(ストレイム)の11月中旬から提供開始に向けて、事前登録を開始しました。
このSTRAYMではアート作品を分割所有、つまりシェアリングする、そしてそれを可能にするためにブロックチェーン技術を用いていることから注目が集まっています。
この記事ではそもそもSTRAYMとは何なのか、初回販売作品について見ていきたいと思います。
STRAYM(ストレイム)とは?
STRAYM(ストレイム)とは、アート作品の所有権をトークン化し分割、そしてその分割されたトークンを作品公開時には全て100円と少額から購入、売却できるプラットフォームです。
アート作品を購入しようとすると莫大な金額になるものも多い中で、トークンを購入した人が分割共有するというプラットフォームは世界初です。
STRAYMを運営するSUMADONAは、このプラットフォームがアートの公共化を推進し、アートマーケットへの参加を容易にすることで、「アートがもっと楽しくなる世界」の実現を真剣に目指しています。
またSTRAYM公式サイトの記述によると、評価の安定したトップアーティストからこれから来る期待のアーティストまで厳選して販売するそうです。
STRAYM(ストレイム)の仕組み
アート作品のシェアをするSTRAYMですが、以下のような仕組みがあります。
・コレクターからアート作品がSTRAYMに出品されます。
・アート作品のオーナー権はSTRAYM上で分割され、トークン化されます。
・公開されたトークンを購入してアートオーナーになります。
・トークンはSTRAYMのマーケットを通じて売買出来ます。
・オーナーならではの様々な特典も受けられます。
・トークンを100%購入することで、現物の作品も受け取れます。
STRAYMの初回公開作品3作品
11月中旬にサービスが提供開始予定のSTRAYMですが、その初回公開作品3作が同サービスサイトに掲載されています。そしてアーティストの情報や作品の情報を閲覧することもできます。
公開作品は以下の3作です。
Rude Copper(2002)/Banksy (バンクシー)
今年初め、東京日の出の防潮扉にバンクシーの作品と見られるストリートアートが発見され、話題となりました。
Rude Copperはバンクシーの最初のシルクスクリーン作品です。
Untitled(1999)/KAWS(カウズ)
近年、UNIQLOとのコラボで有名となったKAWSのUntitledです。この作品は1999年に制作されたスターウォーズのC-3POの上に、KAWSのシグネチャーであるCOMPANION(コンパニオン)が描かれています。
Atair(2006)/Wolfgang Tillmans (ヴォルフガング・ティルマンス)
現代欧州の最も重要な写真家の一人であるWolfgang Tillmansがデンマークの彫刻家ベルテル・トルバルセン(Bertel Thorvaldsen)の彫刻を被写体にディティールを写し出した作品です。
まとめ
いかがだったでしょうか。アート作品をシェアするという今までにないサービスを提供予定のSTRAYM。これからのアート市場をより活発にする一打となりそうです。