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ビットコインキャッシュにチェーンスプリットバグの可能性

2018.08.19
コードに潜むエラー

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ビットコインキャッシュに、バグの可能性があるという記事が、Medium上に匿名で、今年4月に投稿されました。

致命的なバグの発見

Corey Fields氏は、Medium上にて、ビットコインキャッシュには致命的なバグが存在すると、今年4月に匿名で発表しました。
そのバグは、トランザクションの署名に関するバグであり、大変危険で、悪用された場合は相当な被害が出る、と述べていました。
また、Fields氏は、このバグについてビットコインキャッシュの開発チームであるBitcoinABCに報告を試みましたが、暗号化された通信を確立できないとして、報告を断念、Medium上での警告にとどめていました。

BitcoinABCの対応

Corey Fields氏はこのバグについて4月25日に公表しています。
そして、BitcoinABC側は4月26日にこの投稿を認識しました。
このバグに関する投稿を受け、BitcoinABC側は対応を行い、コードの改良を行って、5月7日にバグが解消されたと公式に発表しました。
また、BitcoinABCは、このバグに関する報告をした人物に感謝を述べ、報酬を与えたいと公式に述べていました。

まとめ

今回は、開発のバグを外部の開発者が発見し、その報告により開発側がバグを発見できたという稀有な事例でした。
このバグによる被害は現時点では報告されておらず、被害は未然に防がれました。

参考サイト
“https://www.ccn.com/bitcoin-cash-chain-splitting-bug-was-detected-by-bitcoin-core-dev/“
“https://www.bitcoinabc.org/2018-05-07-incident-report/“
“https://medium.com/mit-media-lab-digital-currency-initiative/http-coryfields-com-cash-48a99b85aad4”

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