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ビットコインキャッシュの商業利用量が大幅に減少

2018.08.25
ビットコインキャッシュの商業利用量が大幅に減少

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米ブロックチェーン分析会社Chainalysisは、世界最大の17の仮想通貨取引所で商業利用を目的としたビットコインキャッシュ(BCH)の取引量が大幅に減少しているとの調査結果を8月20日に発表しました。

価格の推移

Bitpayを含む17の商業取引サービスの過去の取引データを確認したところBCHによる支払いは3月には10.5万ドルだったのが5月には3.8万ドルにまで減少している、と同社調査チームが明らかにしました。その一方で、同月のビットコイン(BTC)による支払いも80万ドルから60万ドルまで減少しています。しかし、その減少量を比較するとはBCHのほうがはるかに大きいことが分かります。

経済専門家の見解

同社の経済専門家Kim Grauer氏はBloombergのインタビューに対して、「BCHの利用者は少なくなっており、またその保有者も減ってきている。」と述べました。また、Grauer氏はBCHの採用率が低い要因として「集中管理」を挙げています。

現在BCHの約56%が取引所に存在しない67個のウォレットによって管理されていて、そのうちの2ウォレットは1万から10万BCHを保有しています。そしてGrauer氏は「最も裕福なBCH保有者が商業取引サービスに対して多くのアクセス数を占めている可能性がある。」とも述べました。

まとめ

BCHは1年前にビットコインから分裂して誕生し、今年に入ってからその価格は約75%減少しています。まだまだ普及に向けて苦戦を強いられていますが、商業サービスにBCHをより多く利用することで、価格の下落がストップするのではないかと考えられます。

参考サイト
“https://cointelegraph.com/news/bitcoin-cash-use-in-commerce-sees-significant-decrease”
“https://bitrazzi.com/chainalysis-research-reveals-low-adoption-of-bitcoin-cash-in-commerce/”

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