米国唯一のビットコイン投資信託が年初来初の10億ドルを下回る
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仮想通貨ファンドGrayscaleによると、同社の運用するビットコイン投資信託、Bitcoin Investment Trust (GBTC)が、年初来初の10億円を下回ったとのことです。
このレポートは、仮想通貨分析を手がけるDiarにより発表されました。
GBTCは、米国唯一のビットコイン投資信託と言われています。
ビットコインの預け入れ量は過去最高
ファンドのドル建ての規模は縮小していますが、ビットコインの預け入れは最高を記録しているとのことです。
GBTCは、”仮想通貨業界では最大の投資会社”と言われており、現在のビットコイン保有額は20.3万BTCを超えています。
Diarのレポートによると、「ちょうど供給量の1%を超えたところでありながら、記録的な資金流入により、ビットコイン換算の12月の保有量は前月当初と比べて微増している」とのことです。
アルトコインの金融商品は不調
Grayscaleのビットコイン保有量が増加した一方で、他の仮想通貨ベースの金融商品には”確実な利益”が見られないとのことです。
Diarによると、ビットコイン以外の金融商品8つの合計資産はわずか5640万ドルで、出資者の資産総額の6%にすぎないと言います。
また保有額の合計は、実際のところGrayscaleがZen Fundを立ち上げた時から8%減少しているとのことです。GBTCのシェアは2017年のビットコイン価格高騰以来、下降の一路を辿っています。
Grayscaleの株価は、今年10月には、昨年12月の2万ドルから80%の下落を記録しました。
機関投資家からの資金流入が加速
7月に発表されたレポートによると、Grayscaleは2018年の流入資金の56%は機関投資家からのものであるとのことです。
最近のベア相場で、個人投資家や投機家の気力が削がれいるにも関わらず、直感に反した形で投資の割合はこれまでにないほどのレベルまで加速しているとのことです。
弱気相場が続く仮装通貨市場ですが、機関投資家からの資金流入は確実に増加しています。
参考サイト:
”https://cointelegraph.com/news/lone-bitcoin-investment-trust-below-1-bln-for-first-time-in-2018”