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ダークウェブ市場に送金されたビットコインの総額、70%増

2019.01.29

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昨年、ダークウェブ市場に送金されたビットコインの総額は70%増加したと118日にビットコイン取引調査会社Chainaysisが伝えました。

ビットコイン価格は下がれど、ダークウェブは活発化

Chainalysisによるとダークウェブの動きはビットコインの価格に影響を受けておらず、ビットコインの価格が落ちたとしても、ダークウェブの動きが縮小するわけではない、と指摘しています。レポートのデータによると、2018年にダークウェブの市場での取引高とビットコイン相場は、全く反対の動きを見せていました。

ビットコイン全体の取引総額は年間を通して減少している一方で、ダークウェブ市場に送金されたビットコイン総額は70%も増加していました。

参考: https://cointelegraph.com/news/total-value-of-bitcoin-sent-to-darknet-markets-increased-by-70-in-2018-report

 Chainalysisによると、ダークウェブ市場におけるビットコインの取引総額は2011年以来、着実に増加しています。

参考:https://cointelegraph.com/news/total-value-of-bitcoin-sent-to-darknet-markets-increased-by-70-in-2018-report

上のグラフを見ると、2017年に取引総額は約780億円とピークに達し、2018年には14%減の660億円となっています。

このように取引総額が減少したのは、有名なダークウェブ市場サイトであるAlphabay2017年半ばに閉鎖されたためと考えられます。

また、この閉鎖を受けてダークウェブ市場全体の取引総額が60%減少したとも言われています。

Alphabayの閉鎖後、さまざなマーケットがその役割を引き継ぎ、レポートでは「ダークウェブ市場のモグラ叩き」と表現されています。このような状況から、2018年以降の取引総額は着実に増加し、(取引総額の規模は)さらなる段階へと移ったとも言えます。

レポートでは「Alphabay閉鎖後も、ダークウェブの動きが活発化していることを示す証拠がある」と述べています。

ダークウェブで使われるビットコインの割合は減少傾向

 Chainalyasisによるとダークウェブ市場に送金されたビットコイン取引の割合は2012年に6%を超えてピークに達した後、2017年でさえわずか1%未満でした。2012年のピーク以来、ダークウェブ市場に送金されるビットコインの割合自体は少なくなっています。

昨年12月に亡くなったTimothy C.Mayは、「仮想通貨が持つアナーキーな性質によって、国家の秘密さえも自由に取引できるようになってしまった。盗品や、違法商品の売買を行えるようになったのだ」と『サイファーパンク*宣言』のなかで書いています。

*サイファーパンク社会や政治を変化させる手段として強力な暗号技術の利用を推進する活動家のこと。Timothy C.Mayはこの活動の立ち上げメンバーの一人だった)

20183月に発表された分析結果によると、依然として現金(とりわけ米ドル)が違法商品やサービスの支払い方法として好まれていることがわかりました。ビットコインの50%がある段階で違法な買い物に使われていると同時に、90%もの米ドル紙幣はコカイン取引に関係があるとも報告されています。

また、ダークウェブ市場サーチエンジンGramsの創設者は「ダークウェブは主に政府の独裁政治と戦うために作られた」と発言した後、ダークウェブについて以下のように締めくくっています。

 「ダークウェブは犯罪行為ではなく、自由を促すためのものである」

参考サイト:

“https://cointelegraph.com/news/total-value-of-bitcoin-sent-to-darknet-markets-increased-by-70-in-2018-report”

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