【週刊】やさしい仮想通貨チャート分析:ビットコイン(BTC) 2018.08.28
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チャートから今後の値動きを予測し、仮想通貨投資で”勝てる”ようになるために、実際のチャートを見ながらテクニカル分析の手法をご紹介していきます。
ローソク足チャートの見方がわからない方は、こちらの記事をご覧ください。
2018年8月28日11時現在、ビットコインの価格は6,900ドル(約768,000円)前後を推移しています。
8月中旬から続いていたレンジ相場が終わり、上昇トレンドへと移行したようです。
今回の上昇トレンドは、非常に安定した綺麗な形を保っており、強いレジスタンスラインとなりそうな点も見られないことから、大きな値上がりが期待できそうです。
ただし、上昇トレンドの最中にあっても調整として短期的に下げることはあり得ますから、巻き込まれないように注意が必要です。
TradingViewより、BitfinexのBTC/USDのチャートを見てみましょう。
①日足で全体を俯瞰してみる
8月28日11時 BTC/USD 日足
8月28日時点の日足のチャートです。
8月初旬から始まった下降トレンドは、中旬になると一旦終わってレンジ相場へ移行し、23日頃からはさらに上昇トレンドへと転換したようです。
この動きをわかりやすくするため、移動平均線を引いてみましょう。
②移動平均線を引いてみる
8月28日11時 BTC/USD 日足
移動平均線を3本引いてみました。
- 5日移動平均線(黄色)
- 25日移動平均線(水色)
- 75日移動平均線(紫色)
それぞれ、短期、中期、長期を表す移動平均線です。
ここで注目すべきは、青い丸で印をつけたポイントです。
黄色の5日移動平均線が、水色の25日移動平均線と、紫色の75日移動平均線を上抜ける、ゴールデンクロスが起こっています。
短期の移動平均線が、中期・長期の移動平均線の両方を上抜けていることから、強い上昇トレンドのサインと見ることができます。
③4時間足でより詳しく見てみる
8月28日11時 BTC/USD 4時間足
4時間足にして、さらに詳しく見てみます。
8月15日頃を底値に、上下動を繰り返しながらも上昇している様子が見て取れます。
ここで注目すべきは、赤い丸2つで印をつけたポイントです。
黄色の5日移動平均線が、紫色の75日移動平均線に支えられるように動いています。
75日移動平均線が、サポートラインの役割を果たしているようです。
さらにその先を見てみると、3本の移動平均線が、上から順に、5日移動平均線、25日移動平均線、75日移動平均線の順に綺麗に並んでいることがわかります。
このように、チャートから近い順に、短期、中期、長期の移動平均線が並ぶのは、トレンドが安定しているサインです。
このことからも、上昇トレンドへ転換したことがわかります。
④トレンドラインを引いてみる
8月28日11時 BTC/USD 4時間足
最後に、この上昇トレンドの動きをよりわかりやすくするため、トレンドラインを引いてみました。
8月28日11時現在は、トレンドラインから離れるようにさらに価格が上昇していることがわかります。
こういった場合は、一度調整としてトレンドラインや移動平均線に近づくように価格が下がることがあり得ます。
そのため、買いでエントリーを考えている方は、調整に巻き込まれないように注意しましょう。
まとめ
8月28日時点では、ビットコインの価格は上昇トレンドの最中にあることがわかりました。
強いレジスタンスラインになりそうな点もなく、上昇トレンド自体も非常に安定した綺麗な形を保っていることから、大きな価格上昇が期待できそうです。
ただし、7000ドル(約779,000円)のマジックナンバーに達した場合は価格が一旦停滞することが予想されること、また調整による短期的な下落があり得ることには注意が必要です。
皆さんも、今回ご紹介したような手法を使って、実際にチャートを見てトレードをしてみてください。
※当レポートは、仮想通貨の価格チャートの一般的な見方やテクニカル手法を提供することを目的としており、投資勧誘を目的としたものではありません。
※仮想通貨(暗号通貨)の投資は価格変動のリスクを伴いますので、損失を被る場合があります。
※仮想通貨(暗号通貨)の投資にかかる最終決定はご自身の判断でなさるようお願いいたします。