イーサリアムDapps「MetaMask(メタマスク)」がGoogle Chrome Web Storeから一時的に削除
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Googleが突如イーサリアムDappsをChromeウェブサイトから削除
先日25日から26日にかけて、イーサリアムユーザーが大混乱に陥りました。
ウェブウォレットアプリ「MetaMask(メタマスク)」が突如Chromeウェブストアから削除されてしまったためです。
MetaMaskはイーサリアムDappsの1つで、イーサリアム関連のウォレットを一括管理できるうえに送受金が手軽にできるなど機能性が高く、最も普及が進んでいるアプリの1つであると言われています。
25日、MetaMaskはツイッターで、「Chromeウェブストアから削除されており、なぜそのような事態になってしまったか分かっていません。より多くの情報を得られるよう、全てのユーザー情報を更新します。Chrome以外のブラウザは影響を受けていません。」と語りました。
また、今回の削除の影響を受けたのはChrome登録期間が浅いユーザーや新規ユーザーでした。
MetaMaskは、Googleが削除している期間におけるダウンロードガイドを告知するなど、非常事態にもかかわらず落ち着いた様子を示しました。
しかし、多くのMetaMaskユーザーがこのツイートに反応し、Braveなど別ブラウザを支持するツイートや、Googleに対して不満を漏らすツイートが相次ぎました。
また、騒動が起きている間、MetaMaskやAugurの運営側は、この混乱を狙ったフィッシング詐欺の発生を懸念し、ユーザーが万が一にも偽アプリをダウンロードしないようツイッターで忠告しました。
そして26日午前4時ごろ、MetaMaskからChromeウェブストアに復旧できたことがツイートされ、騒動は無事解決しました。
今回の削除の経緯に関しては、後日正式に報告があるようです。
このような事態になった原因として、現在Googleが仮想通貨のマイニングアプリを禁止していること、更には、もともとChromeウェブサイトでは害を及ぼす可能性のあるアプリを定期的に自動検閲していることから、誤反応が起きたのではないかと言われています。
参考サイト
”http://www.ubergizmo.com/2018/07/cryptocurrency-mining-apps-banned-from-google-play-store/?utm_source=mainrss”
”https://www.ethnews.com/ethereums-metamask-delisted-from-google-chrome-web-store”