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仮想通貨のヴェチェイン(Vechain,VEN)の特徴、将来性について解説

2018.05.01

<この記事(ページ)は 6分で読めます>

2017年8月に公開され、2018年に入ってから急激な上昇を見せている仮想通貨のヴェチェイン(Vechain,VEN)

その特徴や仕組みはどうなっているのか?

将来性はあるのか?どこの取引所で購入できるのか?

そんなヴェチェインに関する皆様の疑問を一挙に解決します。

仮想通貨のヴェチェイン(Vechain,VEN)とは?

ヴェチェインは、当初イーサリアムをベースとして中国で開発された仮想通貨です。

詳しくは後述しますが、2月26日にリブランディングを行い、独自チェーンに移行しました。

イーサリアムベースだった移行前はもちろん、移行後もスマートコントラクトを実装しています。

ヴェチェインは、ブロックチェーンとスマートコントラクトの利点を生かし、IoT(Internet of Things, 物のインターネット)の分野で我々の生活をより良いものにするため進められている仮想通貨プロジェクトなのです。

仮想通貨のヴェチェイン(Vechain,VEN)の特徴

ヴェチェインの公式サイトでは、ヴェチェインの用途として5つの分野について記載されています。

  1. 高級ブランド品
  2. 農業
  3. 物流
  4. 地方自治体
  5. 食品

一見バラバラに見える5つの分野ですが、見方を変えれば簡単なことです。

ヴェチェインは、ブロックチェーンの改ざん不可能性と透明性を利用して、ブランド品にNFCチップを埋め込んだり、食品に独自IDを付与したりして、それらをブロックチェーンに記録することで、安全性と公正性を保ちつつそれらを管理できるプラットフォームを目指しています。

これにより、ブランド品や食品は誰でも出所をはっきり知ることができるようになるので偽物や安全でないものが市場に出回ることがなくなります。

農業や物流においては、IoTデバイスによってブロックチェーンに記録されたデータを活用することで、それらを最大限に効率化することができるようになります。

地方自治体は、ヴェチェインのブロックチェーンを政治に活用することで、データの改ざんが不可能となるので高いセキュリティを実現することができます。

一言でいえば、ヴェチェインは、IoTとブロックチェーンによって、物やデータを簡単に記録・管理・活用するための仮想通貨プラットフォームです。

仮想通貨のヴェチェイン(Vechain,VEN)の仕組み

ヴェチェインは、元々イーサリアムをベースに開発されていた仮想通貨ですが、2018年2月26日にリブランディングを行い、名称をVechain Thor(VET)に変更し独自チェーンに移行しました。

それとともに、ヴェチェインの燃料(ガス)にあたるトークンであるThor Power(TP)が新たに発行されました。

実際にヴェチェインのプラットフォームを利用する企業が支払いに使う仮想通貨がVET、ヴェチェインプラットフォームに投資したい個人向けのトークンがTPというように区別されているようです。

VETを保有していると保有量に応じてTPが付与される仕組みをとっており、この点は同じく中国発のスマートコントラクトプラットフォームである仮想通貨のネオ(NEO)とネオガス(GAS)の関係に似ています。

仮想通貨のヴェチェイン(Vechain,VEN)の相場・価格・チャート

2018年4月27日現在、ヴェチェインは時価総額順位で17位につけています。

ヴェチェインの価格

ヴェチェインは、2017年8月に公開されて11月にバイナンスに上場した時点では0.24ドル程度の低い価格を推移していましたが、上場後から大きな上昇を見せ、2018年1月には9.45ドルという最高値をつけました。

2月26日にはリブランディングがあったもののリブランディング後は下落気味であり、4月27日時点では3.87ドルとなっており、2~4ドルの範囲で横ばいに推移しています。

仮想通貨のヴェチェイン(Vechain,VEN)の今後・将来性

公開からわずか8ヶ月で時価総額17位につけており、リブランディングや独自チェーンへの移行など積極的に開発を行っているヴェチェイン。

同じ中国生まれのよしみでか、公開から3か月足らずで世界最大規模の取引所、バイナンスに上場したこともプラスに働いており、流動性も高く非常に期待の集まっている仮想通貨と言えます。

開発元の中国で高級ブランドのコピー品が蔓延していることから、それによる被害を防ぐという目的と、ヴェチェインが持つスマートコントラクトとIoTの仕組みの相性は抜群で、成功すればブランド品市場にとっても多大な影響力があり、将来性は十分でしょう。

反面、仮想通貨の規制が厳しい中国生まれということで、中国の法規制による影響を受ける可能性は常に念頭に置いておかなければいけません。

仮想通貨のヴェチェイン(Vechain,VEN)が購入できる取引所

ヴェチェインを購入できる取引所は、国内には存在しません。
そのため、海外取引所の利用が必須となります。
Vechainを取り扱う取引所にはBittrexやBinance(バイナンス)などがありますが、中でもおすすめなのがバイナンスです。

バイナンスの魅力は何と言っても、手数料の安さです。
Bittrexの手数料が一律0.25%であるのに対して、バイナンスなら一律0.05%(BNBトークンを使用した場合)という安さです。
手数料も積み重なるとバカになりませんよね。頻繁に取引を行う人なら、手数料の低さは取引所を選ぶ上でかなり重要なポイントです。

また、バイナンスは総取引高で世界1位を獲得したこともある取引所ですので、高い流動性を持ち、円滑な取引が可能です。

バイナンスへの登録は無料です。
国内取引所では身分証明書の提出(KYC)を完了しないと取引ができず、その完了までに1ヶ月近くかかることもあります。
その間、仮想通貨の売買をすることはできません。
バイナンスなら、個人情報の提出をしなくてもすぐに取引を開始することができます。

安価な手数料と100種類以上の取り扱いペア、圧倒的な流動性という魅力から、登録者数が非常に増えています。
一時は登録者数が多すぎたため、1日の登録者数を制限していたほどです。
現時点では登録可能なようですので、ぜひこの機会にメールアドレスを登録しておいてはいかがでしょうか。

なお、バイナンスに日本円の入金はできません。
ビットコインを持っていない人は、まずはGMOコインなど日本の取引所でビットコインを購入してからバイナンスへ送金し、Vechainを購入すると良いでしょう。

仮想通貨のヴェチェイン(Vechain,VEN)の特徴・仕組み・将来性まとめ

ヴェチェインは、スマートコントラクトとIoTの仕組みを用いて、物やデータの管理・記録・活用を簡単に行えるようにすることを目指すプラットフォームです。

時価総額の高さから市場における注目や将来性は非常に高いと考えられます。

一方で、中国の法規制にも気を配る必要がありますので、購入の際は必ずご自分で納得した上でご購入なさるようお願い致します。

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