Zcashの新ソフトウェアは、Saplingアップグレードに向けた準備

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Zcashの開発チームが新たにソフトウェア1.1.1 verをリリースしました。
今回のリリースでは、9月実行予定であるSaplingのアップグレードが計画されたネットワークのサポート要素が含まれています。
Zcashの最初のアップグレードは今年6月下旬に予定されているOverwinterであり、Saplingはその次のアップグレードにあたります。
ですが、リリースノートによると、1.1.1 verではSaplingベースのテストネットを作成するための初期コンセンサスルールが策定されています。
Zcashのトランザクションを高速化するアップデート
Zcashチームは、ネットワーク上のトランザクションを高速化することを目的としたSaplingの詳細を2017年の2月に初めて公開しましたが、そこに含まれていないのはアクティベーション「Block Height」です。
「Block Height」とは、誕生したブロックを0とした際にあるブロックが何番目にあたるかということを示します。
例えば、ビットコインの場合は1ブロック/10分で生成するため、最新ブロック×10分で計算すると、ビットコインが誕生してからおおよその経過時間が分かるのです。
つまり、アクティベーションの起こるブロック、どのブロックでSaplingハードフォークが起こるのかという正確なトランザクションブロックですが、開発者らによると、今後のアップデートで明らかになるようです。
また、メインネット上のSaplingネットワークのアップグレードをするには、1.1.1verからのアップグレードが必要になります。
最近のチャートの動きは良い動きとは言えませんが、今後のアップグレードに合わせてどのように反応するのか関心が集まります。
新たなトークンの誕生は今のところ予定されていませんが、Saplingに向けて本格的に動き始めるということで、将来性を期待する声が増えるのではないかと思われます。
参考サイト:
https://www.coindesk.com/new-zcash-software-sets-stage-sapling-upgrade/
https://blog.z.cash/new-release-1-1-1/