仮想通貨市場の落ち込みは毎年、リップルとイーサリアムの影響が大きい?
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伝播する仮想通貨不況
イーサリアムの市場価格が大きな落ち込みを見せており、現在の時点で為替が260ドルにまで落ち込みました。リップルも去年の最大値に比べると14.33%の減額が見られこの影響が他のコインへも伝播しています。アルトコインも昨夜一晩でかなり下落し、今月最低の値(264ドル)をマークしました。XRPに関しては過去最高値の3.37ドルから92%も下落しており、時価総額トップ10の中で最も打撃を受けた通貨となりました。ビットコインキャッシュやEOSも昨日だけで16%の減退を見せています。
やはり、コインマーケットキャップで上位を占めている通貨がいきなり価格変動の兆しを見せると、それが他の通貨に大きな影響を与えることがわかります。ビットコインのようにある程度の安定性と信用を持っていれば問題ありませんが、その他通貨は未だ大きな変動を何度も経験しています。ここ24時間で最も損失が大きかったのは、Ark、ICON、Wanchainなどでそれぞれ30.5%、29.05%、27.97%の下落を余儀無くされました。
注目すべきはビットコインではない?
ビットコインも2017年の10月以来の最低水準をマークしており、昨日に比べて6.5%以上のダウンを見せた。トップ10通貨の中では一番変動が少なかったものの6000ドル台まで下がるのは珍しい。こうした仮想通貨市場全体の減退に伴いビットコインの占有率がどんどん上がって行きます。そうなってくると、やはり仮想通貨市場を維持して行くにはイーサリアムやリップルのようなビットコインに引き続く通貨の成長が必須なのです。
実際に、発信されているニュース等でイーサリアムやリップルに関する肯定的な意見が多く交わされているのにもかかわらず、売りに出してしまう人が多く存在するのは事実です。自分が所持しているマイナー通貨の将来性について不安に感じたら、まずはビットコインではなくリップルやイーサリアムの価格変動を確認して見るといいでしょう。
参考サイト
“https://www.ccn.com/crypto-market-decline-aggravates-as-ripple-and-ethereum-hit-yearly-lows/”