2019年には$20と予測、リップル(Ripple,XRP)が次のビットコイン(Bitcoin,BTC)であるという見解と理由
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2018年に入ってからの仮想通貨の価格予想は、実用性の高さで知られるリップル(Ripple,XRP)を含め、ネガティブな見立てが目立ちました。
しかし、Investing Heavenというメディアの創設者であり、MarketWatch, FinancialSense, Yahoo! Financeなど著名なファイナンスメディアでも度々見解が取り上げられるTaki Tsakalanos氏はリップル(Ripple,XRP)の将来性に大きな期待を寄せているようです。
2018年9月に更新されたInvesting Heavenの記事で、Tsakalanos氏は「2019年にはRippleの価格は20ドルまで上昇し、長期的に見ればビットコイン(Bitcoin,BTC)を継承する存在になる可能性がある」と述べています。
リップル(Ripple,XRP)の2019年2月の価格は、$0.3付近で推移しているため、これが実現すれば65倍以上の価格上昇が起きることになります。
それでは、なぜTsakalanos氏はこのような大胆な予想をしたのでしょうか。
ネットワーク外部性
Tsakalanos氏は、リップル(Ripple,XRP)の成長はネットワーク外部性という理論に重なると主張しています。
ネットワーク外部性とは、ある財・サービスの「利用者」が増加すると、その財・サービスの利便性や効用が増加するという性質のことを言います。
ネットワーク外部性(Ripple,XRP)が働く例としてよく挙げられるのは、携帯電話です。
携帯電話の「利用者」が増えて電話帳に登録できる人が増えると、より多くの人とコミュニケーションがとれるようになり、携帯電話の利用価値も向上します。
携帯電話を提供する会社からすると、携帯電話の利用者の増加は、単に顧客が増えてその分の収益が増加するだけではなく、サービスの質も向上させることができます。
こうして、ユーザーが増えることによって生まれる副次的利益がネットワーク外部性のポイントです。
リップル(Ripple,XRP)でも、まさにネットワークを活用した国際送金プロジェクトが展開されており、xRapidやxCurrentなどのサービスネットワーク、「リップルネット」は徐々に拡大しており。この効果が期待できます。
下図を見てください。
緑の線はネットワーク外部性が働いていない状態の商品価値です。
黒い線はネットワーク外部性の単体での価値です。
緑の点線は、ネットワーク外部性が働いた状態と仮定した商品価値です。
ネットワーク外部性が働くと、商品価値は最初はゆっくりですが短期で急激に上昇します。
リップル(Ripple,XRP)は、業務提携などを通じて数多くの著名な会社をクライアント(「利用者」)として迎えています。
にも関わらず、価格上昇として効果がすぐに現われないところをネットワーク外部性の効果としてTsakalanos氏は捉えました。
ネットワーク外部性は、すぐに効果が反映されない代わり、後に急激に価値が上昇します。
今のリップル(Ripple,XRP)は、xRapidとXpringの実用化が本格的に開始しようとしているところなので、今年プロジェクトが更に進むことで、ネットワーク外部性の効果が爆発的に生まれる可能性があります。
よって、Tsakalanos氏は、今年急激な価格上昇が起こると見て2019年に$20に到達すると主張したのでしょう。
長期チャートに潜むポテンシャル
次に、チャートを見てみましょう。
以下の2016年からの価格チャート(Investing Haven.comより)に現れていますが、彼らのリップル(Ripple,XRP)短期価格のターゲットは1.75USDとしており、サポートバンドと呼ばれる一層低いバンドのレジスタンスがあります。
リップルの傾向からすると、このターゲットは非常に速く達成されるかもしれないとTsakalanos氏は期待しています。
リップルの価格を短期的に見ると下落傾向にありますが、こうして俯瞰して見ると長期的に価格上昇する可能性も見えてきますね。
価格暴騰の可能性を秘めた通貨が生き残る
リップル(Ripple,XRP)が次のビットコイン(Bitcoin,BTC)であるという主張を読み解くキーは、「将来的な価格の暴騰が起こるのかどうか?」です。
ビットコイン(Bitcoin,BTC)では先物のショートの取引が行われています。
しかし、これは価格の下落を利用する取引なので、先物のショート取引が行われている以上、数十倍~100倍にもなるような価格の暴騰はビットコイン(Bitcoin,BTC)にはほぼ起こりえません。
一方、リップル(Ripple,XRP)には先物のショート取引はありません。
価格を抑え込む大きな要因が無いので、条件さえ揃えば100倍にもなるような価格の暴騰も不可能ではないということです。
リップル(Ripple,XRP)には、上述のように価格が急上昇するファクターが複数あるので、今後は価格上昇の可能性が高いリップル(Ripple,XRP)に資金が多く流入するだろう、とTsakalanos氏は見ています。
まとめ
今回紹介した見解では、単にチャートを読むだけでなく様々な観点からリップル(Ripple,XRP)が分析されていました。
視野を広く持って仮想通貨を見ると新たな発見があるかもしれませんね。
今年どこまでリップル(Ripple,XRP)が成長するか楽しみですね。