バイナンス、4つの仮想通貨を上場停止
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世界最大の仮想通貨取引所の1つであるバイナンスが、4つの仮装通過の上場を停止すると発表しました。
バイナンスが取引を停止するのは、Bytecoin (BCN)、ChatCoin (CHAT)、 Iconomi (ICN)、 Triggers (TRIG)の4つで、ユーザーのセキュリティ保護のための措置であるとしています。
この発表の後、これらのコインは価格が急落しました。
セキュリティレベルの維持
プレスリリースによると、バイナンスのチームは顧客の保護と、ユーザーのセーフティレベルを維持するためと説明しています。
また、今後も日常的に取り扱っているデジタル資産の総合的な見直しを行っていくとしています。
コインやトークンが一定のクオリティレベルを下回ることがあれば、徹底的な見直しか、取扱通貨からの除外を行うとしています。
これらを実践することで、取引所の承認を受けた仮想通貨としての一定の価値を維持することがきるとのことです。
大手取引所への上場と仮想通貨の価格は密接な関係性
バイナンスの4つのコインの上場停止の発表は特定の仮想通貨の下落を招きました。
特に主要な大手仮想通貨取引所の仮想通貨の上場停止の際には、コイン価格の下落がよく起こります。
これは、主要な大手取引所に上場しているかどうかが、いかに密接に仮想通貨価格と関係しているかの表れと言えます。
バイナンスの仮想通貨の評価基準
バイナンスは4つのコインの上場停止の具体的な理由を明らかにしていません。
バイナンスの理想的なクオリティ基準を下回ったという間接的な言及にとどめています。
プレスリリースでは、バイナンスが考えるトークン評価のポイントとして以下の7点が挙げられています。
・開発チームのコミットメント、結果を出せているか
・クオリティと成長の活発性のレベル
・ネットワークとスマートコントラクトの安定性があるか
・広くユーザーに取引されているかのレベル
・我々の定期の精査に対する反応性
・非倫理的な証拠や詐欺的な行為がないかどうか
・健全で持続可能な仮想通貨エコシステムに貢献しているかどうか
Bytecoin (BCN)、ChatCoin (CHAT)、 Iconomi (ICN)、 Triggers (TRIG)の4つのコインは10月12日の午前10時を持ってバイナンスのプラットフォームから除外されるとのことです。
これらのコインの引き出しは、11月12日午前10時まで可能とのことです。
大手取引所に上場していることで仮想通貨の価値に一定の承認が与えられていることがわかりました。
今回の取引所の上場停止の価格に与える影響の大きさが、法定通貨との決定的な違いを印象づけたと言えるのではないでしょうか。
参考サイト:
“https://www.ccn.com/binance-delists-4-cryptocurrencies-sending-all-of-them-crashing/”
“https://support.binance.com/hc/en-us/articles/360017720731”