バイナンスが分散型取引を促進する新たなブロックチェーンのローンチを発表
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世界的な仮想通貨取引所のバイナンスが13日、新たに独自のパブリックブロックチェーン(バイナンスチェーン)を開発することを発表しました。
この新チェーンは、異なるブロックチェーン間での資産の移転や取引に焦点をあてているようです。
バイナンスが目指しているのは、
企業からコミュニティへの移行(transition from a company to a community)
であり、この開発はその一環だと語っています。
取引所で独自のブロックチェーンを開発
さらにバイナンスは、現在取引所で手数料などとして用いられているBNB(バイナンスコイン)もいずれこの独自ブロックチェーンに移転することも明言しました。
(現在BNBはイーサリアムのプラットフォーム上のトークンです。)
将来的にBNBは、異なるブロックチェーン間の資産移転・取引の基軸になると予想されます。
公式発表の中には、
「近い将来、中央集権的な取引と分散型の取引が相互補完的にかつ相互独立的に共存することになるでしょう。私たちはいま、ブロックチェーン技術が世界を変えるだろうと信じているから、ここに立っています。」(”Centralized and Decentralized exchanges will co-exist in the near future,
complementing each other, while also having interdependence. We stand here today because we believe that Blockchain technology will
change the world.”)
という文言があり、バイナンスの仮想通貨の未来に対する姿勢をうかがい知ることができます。
また、取引所が独自のブロックチェーンを持つことでセキュリティが大幅に上昇することも期待されています。
この発表をうけて、BNB(バイナンスコイン)が反発し、BNB=$8だったのが一時、BNB=$11までに高騰しました。
なんと30%を超える上昇です。
※BNB(バイナンスコイン)時価総額24位(2018年3月14日現在)
何かと話題の多いバイナンス、その動向から目が離せませんね。
参考サイト:
https://support.binance.com/hc/en-us/articles/360001668872