グーグル、クロームへのマイニング拡張機能を禁止へ
<この記事(ページ)は 2分で読めます>
Google(グーグル)は公式ブログで、Chrome Web Store(クローム・ウェブ・ストア)のマイニング・ブラウザ拡張機能を禁止したと発表しました。
これまで、ユーザーの完全な同意を伴えばクロームのマイニング・ブラウザ拡張機能を認めるとしていましたが、ここ数か月間でユーザーの同意を得ずにバックグラウンドでマイニングを行う拡張機能が増加したとのことです。
クローム・ウェブ・ストアにアップロードしようとしたマイニングスクリプト使用の拡張機能全体のうち約9割が、ポリシーに準拠しておらず、これまでもアップロードが拒否されたり、削除されたりしています。
コインハイブなどクリプトジャックのニュースは今年に入っても多く目にしているなか、ユーザーのCPUを無断利用する悪質な拡張機能の可能性があり、全面禁止という対応に踏み切ります。
クローム・ウェブ・ストアへのマイニング拡張機能の新規登録は4月2日で受付を終了し、すでに登録済みのものは6月下旬に削除される見通しです。
ただし、その他のブロックチェーン関連の拡張機能は引き続き認可されます。
Googleは、仮想通貨関連の広告掲載を禁止したニュースがあったばかりですが、今後も仮想通貨関連の悪意ある利用に警戒と規制の目が向けられる傾向が続きそうです。
素晴らしいテクノロジーを生んでいる仮想通貨関連の環境が、健全に利用されていくことを願います。
参考サイト:
https://www.coindesk.com/google-bans-crypto-mining-browser-extensions-chrome/
https://blog.chromium.org/2018/04/protecting-users-from-extension-cryptojacking.html
【こちらの記事もおすすめです】