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ワシントン州フランクリン、ビットコインマイニングの為の電力を供給停止。電力システムへの影響を調査

2018.08.09
ワシントン州フランクリン、ビットコインマイニングの為の電力を供給停止。電力システムへの影響を調査

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ワシントンにあるフランクリン群の電力供給会社Franklin Public Utility District (PUD) は、先月末に地域内のビットコイン(BTC)マイナーへの電力供給を暫く停止すると発表しました。
電力システムにおけるBTCマイニングオペレーションの影響を調査するためとしています。

地元紙によると、PUDはパスコ、コーネル、カロータス、などその他の群内のエリアからの電力使用の申し込みを受けることを正式に停止したということです。

電力供給の一時停止中は、電力グリッドにかかる仮想通貨マイニング行為のインパクトを再評価したり、必要なら料金表の見直しをする時間となりそうです。

マイナーにとって電気コストが低いエリアは魅力、でも電力は大切に。

パスコを含むワシントン州南東部の都市圏で公益事業区であるTri-Cities (トリシティズ)は、他の地域と比べて電力が安い為、最近、仮想通貨マイナーにとっては温床となっていました。

ここで電力供給をするFranklynPUDは地域の住民によって支えられており安心と信頼の電力を住民に供給する非営利団体です。

最近の猛暑で電力使用量が増えたことによるシステムへの負担を緩和するため、FranklinPUDのツイッターで市民に節電やピークシフトなどの推奨メッセージを発したところを考慮すると、今回のマイナーに対する供給停止措置はその一環かもしれません。

違法マイニングには制裁を、電力使用にもルール見直しを。

ワシントンには現在、28の公益事業区があります。
それらの地域電装機構 (RTO)の多くがBTCマイナーに対して提供を停止し始めました。

今回が初めての電力停止ではなく、4月にもWashington Chelan County PUDは地域の違法BTCマイニング作業への制裁措置を取りました。

「強化された執行はPUDの規制にを妨害しようとする悪党を対象としています。私は、一歩譲って言いたいのですが、合法的な申請をしている、適切な使用量を維持している使用者は、我々が論じている種類の団体ではありません。」と、コミッショナーの一人は言いました。

また関連して、BentonPUDでは地域のBTCマイニング活動のための電力使用と電気代の間でバランスをとることを目指して新しい電力政策を実施しました。

違法マイニングは問題外ですが、BTCマイニングを取り巻く電力問題はこの夏が暑いだけにさらにヒートアップしそうです。
環境にやさしいテクノロジーの台頭が心待ちにされています。

 

参考サイト:
“https://btcmanager.com/no-more-electricity-supply-to-bitcoin-miners-for-now-franklin-pud/”
“https://www.tri-cityherald.com/news/local/article215711370.html”
“https://www.franklinpud.com/”

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