【6/12今週まとめ】Geminiアジアへ進出、ビットコイン2週間ぶりの下落、BitFlyerバーチャル株主総会開催、バイナンス新たな先物商品を発表
<この記事(ページ)は 6分で読めます>
6/9 ビットコインボラティリティ、3ヶ月以来の低水準
ビットコイン価格は、3ヶ月以来の低水準となっています。
現在のボラティリティは、3月12日のブラック・サーズデーに見られた水準にまで落ち込んでいるとのことです。
出典:intoTheBlock
ビットコインの直近30日間のボラティリティは40%にまで下落しています。
一方で、60日間のボラティリティ52.18%と、3月以来の最低水準となっています。
ビットコインボラティリティの低下は、市場が明確な方向性を失っている可能性があると指摘されています。
5月11日までの2ヶ月間に及ぶビットコインの高騰は半減期による影響を受けたものでした。
しかし、半減期後は1万ドル超えに何度も失敗しすると同時に下落幅も8600ドルと限定的でした。
ここ最近はさらに値動きの幅が狭まっており9300ドルから9900ドルをのレンジを推移しています。
過去のデータによると、ボラティリティが35%以下に下落した後に、ビットコインは突然大きな動きを見せる傾向があるとのことです。
しかし実勢の市場には、大きな動きを予想する明確なサインは見られていません。
今後もビットコインの値動きには注意が必要です。
6/10 BitFlyer ブロックチェーン投票によるバーチャル株主総会を開催
BitFlyer BlockChainは、日本政府が普及を目指すマイナンバーカード認証を活用した「なりすまし防止機能付き」のブロックチェーン投票サービス「bVote」を開発したことを発表しました。
6月26日には、BitFlyer Holdingsのバーチャル株主総会を開催するとのことです。
「なりすまし防止機能付き」ブロックチェーン投票によるバーチャル株主総会の開催は世界初の事例で関心が寄せられています。
新型コロナウィルスの状況と踏まえ、蜜になりやすい会場に行くことなく遠隔地からリアルタイムで議決権行使(投票)や、質問ができるハイブリッド出席型バーチル株主総会の開催を検討する企業が増えているとのことです。
一方で実現のためには、セキュリティを保護した投票システムや本人確認ができるシステムが必要であり同社の「bVote」の開発により、実現が可能になったとのことです。
また、BitFlyerが独自開発したマイナンバーカード認証を活用したブロックチェーンIDサービス「bPassport」によって投票者のなりすましを防止することも可能になったと言います。
6/11 バイナンスが新たなビットコイン先物商品を発表
ビットコイン先物市場の警戒的なムードにも関わらず、バイナンスは新たなビットコイン先物商品を発表しました。
バイナンスが発表したのは、9月決済のBTC/USDの四半期先物契約で、レバレッジは最大で125倍とのことです。
バイナンスCEOのCZ氏は、今回の発表はユーザーの需要の高まりによるものであると述べています。
最近のビットコイン先物市場の状況について、アナリストらは再び弱気相場への兆候が見られるなどど警鐘を鳴らしている状況の中、バイナンスの強気な新商品の立ち上げは一際注目を集めています。
ビットコインオプション取引は今週150億ドルを記録しましたが、市場全体の取引高は半減期後には下落傾向にあります。
6/12 Gemini取引所、アジア進出へ
Gemini仮想通貨取引所は、Leonteq Asia の元CEOであるJeremy Ng氏をアジア太平洋地域のマネージングディレクターとして採用したと発表しました。
Geminiは2019年に施行されたシンガポールの決済法に基づくライセンスの取得を目指しており、これには少なくとも1人のシンガポールの市民権を持つ取締役が必要なためと見られています。
Ng氏は、ゴールドマンサックスやドイツ銀行、モルガンスタンレーなどでも勤務してたキャリアを持つ人物です。
Geminiはグローバル展開を推し進めています。
アジア太平洋地域への事業拡大の足がかりとなるシンガポールでの今後の展開に注目が集まります。
6/12 ビットコイン2週間ぶりに下落
ビットコイン2週間ぶりの安値をつけ、9100ドルまで下落しました。
コロナウィルス第2波の懸念から米国株式が急落し、1800ドル超えの下落を記録しました。
これは3月のマーケット暴落以来最大の下げ幅となっています。
FRBのバウエル議長が、米国の労働市場の回復には数年かかるといった弱気な発言をしたことなどが影響していると見られています。
出典:https://jp.tradingview.com/chart/
今回ビットコインは市場の下落に連動する形で下落、過去24時間で最大800ドルの下落となりました。
これまでビットコインは過去8ヶ月で3回の1万ドル達成を記録していますが、いずれもその後の1万500ドルの壁で跳ね返されています。
今回も4度目の挑戦でも、突破はならず1万500ドル付近のレジスタンスの厳しさがより強調されました。