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【CRIPCY夕刊】今日の仮想通貨ニュースを5分で

2019.03.01
楽天ウォレット株式会社とイーサリアム(ETH)のハードフォーク

<この記事(ページ)は 5分で読めます>

価格に直結することもあるので、日々のニュースチェックは欠かせないですよね。
どんなに忙しくても、これさえ読めば大丈夫。今日の主要ニュースをまとめました。

ニュース1 イーサリアムアップグレード PoSに向けて前進

イーサリアムの大型アップグレード「コンスタンティノープル」、「サントペテルブルグ」が日本時間今日未明(午前5時前後)に完了したとコインテレグラフ が報じました。

現時点(3月1日掲載時点)では、バグやチェーンの分岐などは報告されていません。
もともと先月予定されていたこのアップグレードですが、セキュリティの問題が開発により指摘され、延期されていました。
延期に至った経緯と価格への影響はCRIPCY記事「イーサリアム、ハードフォーク”コンスタンティノープル”を延期へ」をご覧ください。

イーサリアムの大型アップデートが延期され続けたワケ

幻冬舎ゴールドオンラインによれば、イーサリアムは4段階のハードフォークによるバージョンアップを計画しており、今回のハードフォークにより3段階目「メトロポリス」が完了したとのことです。

今回2つ同時に完了したハードフォークは、PoSに向けた大きな一歩と言えます。
コインテレグラフは昨年11月に起きたビットコインキャッシュのハードフォーク騒動と比較し、コンスタンティノープルはイーサリアムコミュニティ内から多くの支持を集めていると分析しています。

気になる価格への影響ですが、2月28日から若干下落しています。

イーサリアム、ハードフォーク"コンスタンティノープル"が成功

(画像はCoinMarketCapより)

時価総額2位のイーサリアム。今回のアップデートも含め、仮想通貨業界に与える影響が大きい通貨の一つと言えます。
イーサリアムを知っておくことは、その他のERC20トークンを知る時にも役立ちます。
「イーサリアムってどんな仮想通貨?」「ハードフォークとは?」
おさらいしたい方には次の記事がオススメです。

イーサリアムについてもっと掘り下げてみる記事2選
参考サイト:
“https://cc.gentosha-go.com/archives/6962”
“https://crypto.watch.impress.co.jp/docs/news/1172375.html”
“https://coinpost.jp/?p=71869&from=tag”

ニュース2 3月1日、仮想通貨界に「楽天ブランド」登場

楽天グループ傘下の仮想通貨交換業者であるみんなのビットコイン株式会社は3月1日、商号を「楽天ウォレット株式会社」へ変更しコーポレートロゴを新しくしたことを発表しました。
現サービスは2019年3月31日付けで終了予定であり、4月からは新サービスを開始する予定であり、詳細については後日発表がされます。

「楽天ウォレット株式会社」へ変更しコーポレートロゴを新しくした

(画像:楽天ウォレット株式会社公式HPより)

楽天ウォレットは、楽天カードからの追加出資を受け、資本金を13億8000万円に増資しています。

また、楽天の三木谷会長が代表理事も務める新経済連盟は先月、金融担当大臣宛てに「暗号資産の新たな規制に関する要望」を提出しています。

CoinPostは、今回の提言で特に注目される内容について、参議院議員である藤巻氏も提唱する「仮想通貨税制における総合課税から(税率20%の)申告分離課税への変更」であると分析しています。
現在、仮想通貨は最大で45%の課税対象となっています。その税制を、最大20%の課税となる申告分離課税へ変更しようという動きは、多くの人が関心を持っているニュースの1つです。
注目されている仮想通貨の税制変更に関する議論や現在の仮想通貨に関わる税制については以下の記事でもご紹介しています。

日本維新の会、藤巻議員の「仮想通貨の税制を変える会」とは?
参考サイト:
“https://min-btc.com/news/522-20190301-1”
“https://jp.cointelegraph.com/news/rakuten-wallet-recapitalized-and-capital-fund-become-138-bln-yen”

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