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3月12日のビットコイン暴落時は買いのチャンスだったのか?!

2020.04.01
3月12日のビットコイン暴落時は買いのチャンスだったのか?!

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米国を拠点とする仮想通貨取引所Coinbaseが発表したレポートによると、3月12日にビットコインの暴落時に多くの投資家がビットコインを買っていたようです。

31日に発表されたレポートでは、市場の大部分の人々がトランプ大統領の渡航禁止令がグローバル経済へもたらす影響を懸念し大きな波紋が起きていた最中、一方ではコインベースの多くの投資家らがビットコインを押し目買いしていたことが明らかになりました。

個人投資家の押し目買い増加

コインベースの個人取引向けプラットフォームは、ビットコインの暴落時とその後48時間に、過去12ヶ月間の中でも記録的な買い姿勢の動きを見せました。

この暴落時に、コインベースにおいて最も人気だった仮想通貨はビットコインで、取引量は通常の6倍にまで増加したとのことです。

2番目に人気が高かった銘柄はイーサリアムで、取引量は通常の5倍、取引高は67%増加したとのことです。

その他のアルトコインもまた、アクティブユーザー数が平均で通常の5倍に増え、取引量は平均で7倍に増加したとのことです。

仮想通貨の暴落は買い圧力を産むのか

ビットコイン暴落時、130億ドルに上る注文待ちの法定通貨と仮想通貨がコインベースに預けられており、これは通常の5倍にあたるとのことです。

通常の2倍の新規ユーザーのサインアップにより資金の流入も増加しています。

アクティブユーザー数も通常の3倍に増加しており、これらのユーザーによる取引の活発化で、取引高は通常の6倍に上ったとのことです。

コインベースはまた、売り圧力と比較すると買い圧力が10%以上増加していると報告しています。
通常、全体の60%を占める買い圧力は、ビットコイン暴落時には67%にまで増加したとのことです。

買いシグナル点灯 − Bloomberg

Bloombergは30日、仮想通貨ボラティリティを基にトレンドを図るインデックスのひとつが過去3ヶ月間で、初めて買いシグナルを点灯したことを伝えました。

指摘されたインデックスは仮想通貨10種を取り扱う「 Bloomberg Galaxy Crypto Index(BGCI)」です。

さらに、強い売りトレンドは昨年7月以降、終息してきているとのことです。

一部の投資家からは肯定的な見方も示されています。

先週、Galaxy Digital Holdings Ltd.,のマイク・ノボクラッツ氏は、自身が最近ビットコインの押し目買いをしたことを明かしており、次のように述べています。

「中央銀行はお金を印刷し続け、銀行や上層部の金融機関へそれを流通させることで、さらに借金を膨らませている。ビットコインのような分散型台帳技術による仮想通貨や取引が、これらのマネーの漏洩サイクルを打ち砕くだろう。」

Bolt Globalのチーフコマーシャルオフィサーであるクリステル・クエック氏は次のように述べています。

「私は、現在起きているパンデミックが終息した後には、仮想通貨が台頭すると考えている。」

また、これまでビットコインが下落を続け2800ドルに向かう可能性を指摘していたJPモルガンの元アナリスト、トーン・ベイズ氏は、「今はもう2800ドルに向かうとは思ってない」と発言しています。

現在のビットコインは強気の流れに向かっており、次のレジスタンスはとされる6,850ドルをいつ上抜けることができるかが、今後の焦点となっているとのことです。

参考サイト:
”https://cointelegraph.com/news/coinbase-reports-record-bitcoin-buying-amid-march-12-crash?_ga=2.228126173.19419602.1585525698-1273354871.1581295448”
”https://www.bloomberg.com/news/articles/2020-03-30/cryptocurrencies-index-flashes-first-buy-signal-in-three-months”
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