【5/8今週まとめ】ビットコイン1万ドル突破、リブラ協会初代CEOを指名、米国でビットコイン長額保有者が急増
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5/4 米国でビットコイン少額保有者が急増
米国で少額のビットコイン投資家が急増しているとのことです。
Glassnodeのデータによると、少なくとも0.1ビットコイン(約910ドル/約97000円)を保有しているネットワークアドレス数は4月26日に301史上最高数を記録したとのことです。
こうしたアドレス数は2月中旬から増加し始めており、FRBのパウエル議長が議会に対してFRBは次の不況に対処する十分な準備が不足していると示唆した時期と一致することから、ドルへの不安からビットコインは購入し始める人が増加した可能性が指摘されています。
また、コインベースが1,200ドルの買い注文をする顧客数の増加を示す不可解なチャートを公表しました。
この金額は、米内国債入庁が新型コロナ対策の低中所得者を対象とする経済支援金の小切手の額と同額であることから、新型コロナの経済支援が流入したのではとの予想も上がっています。
ロサンゼルスを拠点にビットコイン投資サービス企業を運営するSwan Bitcoinでは、平均して月に300ドル以上をビットコインに投資する顧客が大幅に増えているとし、ビットコイン初めて購入する人も増加していると言います。
5/5 イーサリアムコミュニティリーダー ハーバード大学の経済再開ロードマップに参加
ハーバード大学が発表した新型コロナウィルスによるパンデミックに対する経済活動再開のロードマップ「Road to Pandemic Resilience」の作成に、イーサリアムコミュニティの第一人者であるE・Glen Weyl氏が参加し重要な役割を果たしたとのことです。
Weyl氏はハーバード大学の教授や専門家と協力し、56ページに及ぶ経済活動再開のロードマップ「Road to Pandemic Resilience」を作成しTTSI(Massive Scale Testing and Supported Isolation)モデルを打ち出しました。
新型コロナウィルスによるパンデミックを回避するためには、分散化された中央集権化の重要性について述べており、民間組織を政府の様々なレベルの組織と融合させることの重要性を強調しました。
また、Weyl氏はブロックチェーン業界は果たすべき重要な役割を持っているとし接触履歴の追跡のためのモバイル技術の活用の重要性を指摘しました。
ロードマップで打ち出されたTTSIモデルでは、大規模な感染テスト体制の整備、感染経路の追跡システムの構築、感染者が安心して申し出ることができる経済的・社会的保障体制の構築に30〜50兆円の投資をすることを提唱しています。
断続的に外出自粛を指示するのではなく、段階的かつ不可逆的に経済活動を再開できるというものです。
5/6 リブラ協会 初代CEOにHSBCの最高法務責任者を指名
リブラ協会は、初代CEOの世界有数の金融機関HSBCの最高法務責任者スチュアート・リービー氏を指名したとのことです。
リービー氏は、ジョージ・W・ブッシュ大統領とバラク・オバマ大統領のもとでテロ・金融情報担当の財務次官を務めた経験の持ち主で、米外国資産管理局の制裁執行や金融犯罪取締ネットワーク(FinCEN)におけるアンチマネーロンダリング規制の監督も担当していました。
リービー氏は銀行、金融、規制政策、国家安全保障における豊富な知識を活かし、各国の政府や規制担当局と連携してリブラを構築していくとしています。
5/7 三菱UFJ、三井住友、みずほが共同で本人確認プラットフォームを開発
3メガバンクの三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行が7日、NECなどとともにオンライン上で本人確認が完結するプラットフォームを提供することで合意したことを発表しました。
金融機関が持つ本人確認済みの情報を本人の同意を都度得た上で、事業者と連携するとしており、証券会社など厳格な本人確認が必要な事業者へのサービス提供を目指すとのことです。
上記の銀行の他にも、横浜銀行、ふくおかフィナンシャルグループが参加予定とのことです。
本人確認プラットフォームを提供するポラリファイがKYC関連業務のソリューションを提供し、NECがプラットフォームの構築・運用を行うとしています。
事業者にも利用者にとっても利便性の高いオンライン本人確認(eKYC: electric Know Your Customer)の仕組みが求められる一方で、なりすましや不正利用など犯罪目的の利用防止のため、より厳格な本人確認が重視されています。
これらのニーズを両立させるため、APIを活用して本人確認が安全に連携される仕組みを目指すとのことです。
5/8 ビットコイン 1万ドル突破
7日、ビットコインは100万円を突破しそのまま続伸しました。
ビットコインの1万ドル突破は2020年2月24日以来およそ2ヶ月半ぶりになります。
今回の高騰では、2017年の最高値時からの右肩下がりの2年間に及ぶ下降トレンドラインを上抜けました。
また、2017年4月以来の8週連続での週足の陽線を記録しました。
半減期まであと4日というところで飛躍的な高騰を記録したビットコインは、長期的な停滞相場からトレンド転換の段階に入ったのではとの期待が高まっています。
出典:https://jp.tradingview.com/symbols/BTCUSD/
主要トップ10のアルトコインもビットコインに連動して上昇しています。
イーサリアムは3.53 %、バイナンスコインとビットコインキャッシュ は1.76%、2.52%それぞれ上昇しています。
仮想通貨市場全体の時価総額は2692億ドル、ビットコインのドミナンスは67.9%とのことです。