毎日更新!ビットコインはもちろん、暗号資産のことがよくわかる情報サイト

【4/24今週まとめ】リブラ協会に新メンバー、USDTはビットコイン価格に影響なし、Swell2020年はバーチャル開催、ビットコイン高騰一時7,500ドル超え

2020.04.24
12/11今週まとめ

<この記事(ページ)は 5分で読めます>

4/21 リブラ協会に新メンバー加入

Facebookのリブラ協会に米国非営利団体(NPO)ヘイファー・インターナショナルが新たなメンバーとして加入したことが明らかになりました。

ヘイファー・インターナショナルは世界の飢餓と貧困の撲滅を使命として75年以上活動を行なってきました。
持続可能な農業の教育や、公正な市場テクノロジーへのアクセスなど、小規模農家を対象とする支援活動を20カ国以上で展開しています。

仮想通貨リブラにより、農場労働者にファイナンスの手段と市場へのアクセスの提供が可能になる点に注目して、リブラ協会への加入を決定したと言います。

国連の統計によると、世界中の小規模農家の労働者の中で、金融システムへのアクセスできる人は全体の僅か10%にすぎないとのことです。

リブラ協会は数日前にプロジェクトの大幅変更を発表しています。
リブラはこれまで複数の法定通貨と連動するステーブルコインと位置付けれられていましたが、法定通貨それぞれに連動するステーブルコインとする「バスケット型リブラ」から「単一型リブラ」へ変更する方針を打ち出しています。

4/23 USDT発行はビットコイン価格に影響していない

米名門大学UCバークレーとWarwickは、ステーブルコインの発行がビットコインをはじめとする仮想通貨価格の上昇の要因になっていないとする研究結果を発表しました。

今回の研究はテザー(USDT)に注目して、仮想通貨市場の価格への影響の分析を行ったとのことです。

2019年以降、USDTの発行が相次いだため市場への影響を意識する見方も出ていました。
しかし、2017年8月~2019年11月の期間をUSDTの新規発行から20日以内で見ると、ビットコインやイーサリアムの価格に大きな影響な見られないと説明しています。

ステーブルコイン

また、ステーブルコインの発行は、投資からの間では「価値の保存」として利用する傾向が強まっているとのことです。

4/23 SWELL 2020年はバーチャルカンファレンス

リップル社が開催する年次大型イベント「Swell」の2020年の開催はバーチャルカンファレンスの形態で実施されることが発表されました。

昨年シンガポールでの開催の終幕時には2020年の開催地はロンドンと発表されていましたが、新型コロナウィルスの感染防止対策として各国で「ソーシャルディスタンス」が提唱されていることを受け、バーチャルでの開催に切り替えたとのことです。

ホームページの告知によると開催日程は2020年の10月14~15日とのことで、現時点では登壇者やアジェンダは発表されていません。

5月に予定されていた大型カンファレンス「コンセンサス」もVRを駆使したオンライン開催に変更されるなど、オンライン開催への切り替え対応を行うイベントが増加しています。

オンライン開催になったことで、これまでコミュニティメンバーにとって敷居の高かったイベントにも気軽に参加できるようになることから、アクセス数の増加が見込めると期待する声もあります。

4/23 デジタル人民元のテスト スターバックスとマクドナルドが参加

中国政府が開発したデジタル人民元がのテストが開始され、中国国内のスターバックスやマクドナルドなど大手企業が参加することが明らかになりました。

テストへの参加が明らかにされている企業は19社にのぼり、その中にはスターバックス、マクドナルド、サブウェイ、ユニオンペイ、JD.Comの無人スーパーマーケット、地下鉄、書店など大手企業が多数が含まれているとのことです。

5月から蘇州市の政府職員の交通費をデジタル人民元で配布するとの報道もされています。
また、2022年の北京冬季五輪での利用を期待する声も上がっているとのことです。

4/24 ビットコイン 3月以来の急騰 一時7,500ドル超え

ビットコイン価格は24日未明に急騰し、一時7,500ドルを超え前日比10%高を記録しました。


ビットコイン高騰

出典:https://jp.tradingview.com/symbols/BTCUSD/

これは、3月の急落以降初めての高騰でコロナ危機で低迷していた仮想通貨取引価格も本格的な回復期に入ったと指摘する声も上がっています。

22日の米国株式相場でのダウ平均株価が3営業日ぶりの反発や、米国の一部で経済活動の制限を緩める動きが広がったことから、経済活動再開への期待で金融市場で投資家心理が上向き、ビットコインにも資金が流入したものと見られています。

また、ビットコインの半減期関連の検索数が増加しており、一般投資家の半減期への関心は依然拡大していることも、価格上昇の一要因と見られています。

参考サイト:
”https://coinpost.jp/?p=146131”
”https://coinpost.jp/?p=146553”
”https://voxeu.org/article/stable-coins-dont-inflate-crypto-markets”
”https://swell.ripple.com/#keynote”
”https://coinpost.jp/?p=146617”
”https://www.coindesk.com/starbucks-mcdonalds-among-19-firms-to-test-chinas-digital-yuan-report”
”https://cointelegraph.com/news/bitcoin-price-surges-10-to-77k-as-bulls-smash-key-resistance-level”
”https://coinpost.jp/?p=146858”

関連記事

この記事のタグ