Nasdaqが仮想通貨投資家向けに価格情報の提供サービスを開始
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世界2位の証券取引所Nasdaqが仮想通貨データプロバイダーのCryptoCompareと提携し、機関投資家向けに仮想通貨の価格情報を提供するサービスを開始するとのことです。
サービス名は”Nasdaq/Crypto Compare Aggregate Crypto Reference Prices”で、Nasdaqのプラットフォーム”Quandl”で提供されるとのことです。
Quandlでは、世界の金融プロ40万人以上に金融経済関連のデータを提供しています。
機関投資家に最新データ分析による競争力を
プレスリリースによると、このサービスは、取引戦略や数量調査、リスクモデリング、NAV計算、バックテスティングなどを利用して、機関投資家の仮想通貨市場における投資能力を高めることを目的としています。
Crypto CompareのCEOであるCharles Hayter氏は、次のように述べています。
「信頼性のあるデータは市場の透明性と流動性の基盤となり、国際的な機関投資家やトレーダーに最新の競争力を提供することができる。」
2018年後半には、Nasdaqはビットコイン先物の販売を2019年前半に開始する予定であると発表しました。
また、2019年2月にはNasdaqは2つの仮想通貨価格のインデックスを上場しています。
一方でCrypto Compareはちょうど今週、仮想通貨デリバティブプラットフォーム大手のBitMEXとの提携を発表し、リアルタイムの仮想通貨先物取引をデータベースを立ち上げました。
大手証券取引所のNasdaqが仮想通貨の価格データ提供サービスに乗り出しました。
これは、機関投資家の間で仮想通貨に対する関心や需要が高まっていることの表れと考えることもできそうです。