2018年にBitcoinの「葬式」は90回。2017年より少なくてよかった!?
<この記事(ページ)は 4分で読めます>
仮想通貨市場は言うまでもなく今年一年は、ずっと低迷期で終わりそうですね。
あと数日のカウントダウンのうちにミラクルが起こるかはわかりませんが、メディア各種で目立ったのはBitcoinの訃報記事の数々。
99Bitcoinsというメディアによれば、その数90件ということで、ビットコインはさしずめ90回葬られたことになっています。
昨年2017年は125回だったので、今年は意外にもそれより少ないようです。
ビットコインの訃報記事でネガティブキャンペーンの効果は?
ビットコインはもう終わっている、死んでいる、デススパイラルに入っている、何の価値もない、クラッシュだ、と挙げればキリがなく本当に過激なコメントで言いたい放題でした。
ビットコインの中傷者たちが徹底的に葬ろうとしているにもかかわらず、ビットコインのメディアプロフィールはこれまでになく高くなっています。
価格が落ち込んでいるのにGoogleでビットコインを検索する件数は記録的に増え、トランプ氏の検索回数を上回ってトップに躍り出たとも言われています。日々のニュースの中心であるトランプ氏のことを考慮すれば、これは驚くべきことです。
仮想通貨業界が大衆の意識のメインストリームに台頭しているということを表しているのだとと言えば無難でしょうか。
わずか1年前は、ビットコインや仮想通貨市場は経済ニュースの読者にとってほとんど興味の端っこの話題でしたが、今や、主流のビジネス情報紙は日々のビットコインの価格変動や新生のブロックチェーン業界について毎日のように載せています。
ポテンシャルに対する想像力の欠如で盲目に
ビットコインのひどい中傷記事による価格への攻撃は彼らの思惑通りになったのでしょうか。
それでもビットコインは、死んではおらずそんな中傷を蹴飛ばそうとしています。
辛辣な批評家であっても、その根底の技術である革命的なテクノロジー、ブロックチェーンには称賛をひきつけ続けているのです。
この年末にさしかかり、多くの業界人たちは2019年こそ機関投資家の急増によって莫大なエネルギーをもって大ヒットの年になると楽観的に確信しています。
「想像力の欠如はアンチビットコインを盲目にする」と述べたのは、あの有名人Winklevoss兄弟です。
彼らは、市場がこんなにスランプでも平然としており、長期的な将来性に大いに期待しています。
ビットコインのポテンシャルが分からない懐疑的な人たちはただ、歴史的な「想像力の欠如」に襲われているだけなのだ、と述べました。
より良い規制の枠組み整備が2019年の好景気へのカギ
ウオール街が仮想通貨から静かに撤退し始めているというニュースもありますが、その理由は主に二つあると見られています。
一つは、2018年の仮想通貨マーケットの激しい価格変動で7000億ドルが全体の時価総額から一掃されているなか、あいついで企業撤退や倒産、マイニング装置製造会社は日ごとに利益を失っているなど、クリプト関連会社は弱気市場の矛先にいるように感じています。
二つ目の理由は、規制ですが、特定の枠組みがずっと欠如しているため、金融企業の大手がこの分野に参入するのを妨げ続けている、ということが挙げられています。
Rippleがコルレス銀行業務において成功を収めている点からもその指摘がうかがえます。
デジタル資産とブロックチェーンを社会が享受するにはそれだけ法規制整備が重要であるということです。
今年90回も葬られたビットコインですが、2019年においては再生が見られること、より明確な法規制が導入されることを願い、新年に新たな希望を持ちましょう。
参考サイト:
”https://www.ccn.com/bitcoin-died-90-times-in-2018/”
”https://99bitcoins.com/category/bitcoin-obituaries/”
”https://www.ccn.com/wall-street-is-backing-out-of-crypto/”
“https://admiralmarkets.com/analytics/traders-blog/whats-next-for-crypto”