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マスターカード アメリカで特許取得。既存の法定通貨用のシステムで仮想通貨決済が可能に

2018.07.20
マスターカードがアメリカで特許取得

<この記事(ページ)は 3分で読めます>

7月17日、米国特許商標庁はマスターカードに仮想通貨決済促進のためのシステムに特許を発行しました

米国特許商標庁(USPTO)は仮想通貨は「その匿名性や安全性から法定通貨に勝る勢いで取引されるようになった」と認めながらも「二つの通貨の決済システムの乖離が仮想通貨を不利にしている」としている。

決済時間をいかに縮小できるかが鍵

通貨による決済は瞬時に完了するのに対して、仮想通貨の決済には通常10分かかる。この長い決済時間が商業界には受け入れがたいために仮想通貨の活用範囲が限定されてしまっているのが現状だ。

マスターカードはこの決済時間の問題を解決するために、既存の法定通貨用のシステムで仮想通貨決済ができる新たなユーザーアカウントを提供することを考えている。

新たなシステムではユーザーアカウントを「法定通貨」「仮想通貨」「口座名や住所などの個人情報」を3つに分け、これらは相互に関連付けられている。これにより当面の決済自体は従来の法定通貨の決済システムで行われるが、結果的には仮想通貨で決済したことになる。

マスターカードは上記のような決済システムは、詐欺や資産リスクといった仮想通貨に起こりそうな問題を防ぐことにもつながるのでは、とコメントしている。

仮想通貨を一般の商業システムにいかに取り込むかという課題に対する大きな一歩です。仮想通貨による決済が普及すれば日常の生活もますます便利になってくるでしょう。今後どのようなシステムやサービスが展開されるか楽しみですね。

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参考サイト
“https://www.coindesk.com/mastercard-wins-patent-for-speeding-up-crypto-payments/”
“http://patft.uspto.gov/netacgi/nph-Parser?Sect1=PTO2&Sect2=HITOFF&p=1&u=%2Fnetahtml%2FPTO%2Fsearch-bool.html&r=2&f=G&l=50&co1=OR&d=PTXT&s1=cryptocurrency&s2=blockchain&OS=cryptocurrency+OR+blockchain&RS=cryptocurrency+OR+blockchain”

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