ProShares ビットコインETFの判決、8/23に最終締切日が迫る
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SECは現在、大手ETFプロバイダー企業の1つ「ProShares」が発行元となる、2つのビットコインETFの判決を迫られています。
ProShares社は約3兆3000憶円の資産を持ち、レバレッジ/インバースETFの分野をリードしていることで有名です。
ETF申請は判決日を数回延期することができますが、今回のETF申請は8月23日が本当の最終締切日となっており、それまでにSECは判断を下さなければなりません。
対象は2つのビットコインETF申請
今回判決対象となるのは、米国トップのETF取引所であるNYSE Arcaが2017年12月4日に初めてSECに申請した「ProShares Bitcoin ETF」と「ProShares Short Bitcoin ETF」の2つです。
今回のETF承認に関してやはり多くの人々が注目しているのか、アメリカ人弁護士のJake Chervinsky氏がまとめツイートを行っていました。
同氏は、SECが2017年1月18日にビットコインETFに対する5つの懸念(価格、流動性、保管、 裁定取引、市場操作やその他のリスク)を表明しており、この声明を考慮すればある程度予想できるのではないかと述べています。
加えて、大多数の委員らが、ビットコイン市場は、
・市場操作に対し本質的に抵抗を見せない
・規制なしで価格操作を阻止できない
・市場の一体性を十分流動できない
・ETF株との間の効率的な裁定取引を可能にしない
ということに気付いている、と発言。
ProShares Bitcoin ETF承認の可能性は0ではない
メディア側は、ProShares Bitcoin ETFの大きな強みの1つが、規制されていない比較的新しいGeminiデジタルアセット取引所ではなく、SEC規制の入ったCMEやCBOE先物取引所を使用する点にあるとしています。
しかし、Chervinsky氏と同様、ビットコインなどの下げ相場の状況や、SECが市場操作に対する懸念を表明したという観点から行くと、ProShares Bitcoin ETFの可能性は低いと考えているようです。
今回の判決結果が、その次に控えている大本命のCBOEのETF承認も反映しうるのではと考えている人が沢山います。
今回のProShares Bitcoin ETFの判決は、SECの現状の考えを示す良い機会です。
23日に彼らがどのように決着をつけるのか、皆さんも予想してみてはいかがでしょうか。
参考サイト
”https://www.cryptoglobe.com/latest/2018/08/proshares-bitcoin-etfs-final-sec-deadline-is-23-august-2018-any-chance-of-approval/”