チャットアプリ“カカオトーク”から独自通貨カカオ・コイン誕生へ
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韓国最大のチャットアプリ「カカオトーク」を運営するカカオ社が、ブロックチェーン技術に重点を置いた新子会社の設立と独自通貨の発行を検討していることを発表しました。
2010年にリリースされたカカオトークは韓国で最も人気のあるチャットアプリで、そのシェアは韓国国内で約95%にのぼります。
現在カカオ社はカカオ・トーク以外にゲームや決済サービス「カカオ・ペイ」などプラットフォーム化の実現に向けて事業を拡大しています。
そんな中、さらなる事業展開に向けて仮想通貨事業に本格的に参入するということです。
気になる新子会社の具体的な事業内容は現在明らかとなっていませんが、3月20日の記者懇談会を通じて発表する予定です。
また韓国ではICOが規制されているためシンガポールや香港でのICOを進め、これを国内取引場で売買できるようにする計画ということです。
一方で独自通貨「カカオ・コイン」は、カカオのグローバルコンテンツ事業拡大に大きな助けになる見込みです。
国内で展開されているKakao Driver(カカオ・ドライバー)やカカオ・ゲームなど様々なサービスに取り入れて法定通貨の代わりにカカオ・コインで支払えるようになります。
それにより、EC市場の拡大を目指すそうです。
業界関係者は、
「現金の代わりにコインを活用することで決済データを獲得できることに加えて、カード会社や支払い決済代理店に別途手数料を与えないなど多方面で利点がある」
と説明しました。
メッセンジャーアプリのICOと言えば「テレグラム」が話題となりましたが、3週間でおよそ8億5000万ドルを調達しています。
日本でも仮想通貨事業参入にあたってLINEが新会社である「LINE Financial」を設立したのは記憶に新しいところです。
「LINE Financial」ではICOも検討しているようなので「LINEコイン」などのようなコインが皆さんの手に渡る日もそう遠くないかも知れませんね。
参考サイト:
https://www.ccn.com/south-koreas-largest-messaging-app-plans-blockchain-unit-ico-launch/
https://news.bitcoin.com/south-korea-internet-giant-moves-deeper-into-crypto/
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