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仮想通貨のスチーム(STEEM)とは?その仕組み・特徴・将来性について

2018.05.14
スチームとは

<この記事(ページ)は 9分で読めます>

スチーム(STEEM)という仮想通貨をご存知でしょうか。

まだ国内取引所での取り扱いはありませんが、仮想通貨市場では時価総額ランキングで常に30位前後を維持するほど将来性が期待されている仮想通貨です。

今回は、そんなスチーム(STEEM)の仕組み、特徴、将来性、買い方など、たくさんの魅力を解説していきたいと思います。

スチーム(STEEM)とは?

スチームは、2016年4月に公開された、ブロックチェーンを基盤としたソーシャルメディアプラットフォームです。

ソーシャルメディアとブロックチェーンを組み合わせ、更にユーザーへの報酬システムを導入することにより、ソーシャルメディアやオンラインコミュニティーを支えることを目指しています。

要はSNSに投稿する側と評価する側の両方が報酬を貰えるようにしよう、ということです。

スチームは、SNSにブロックチェーン技術を導入しようとした最初の仮想通貨なのです。

スチーム(STEEM)の特徴

スチームの特徴は、以下の3つが挙げられます。

①3種類のトークン

②トークンプロトコル「Smart Media Token(SMT)」

③システム障害を解消するソーシャルメディアプラットフォームの提供

①3種類のトークン

スチームには、Steem(STEEM)、Steem Power(SP)、Steem Dollars(SBD)の3種類のトークンが存在します。各トークンの関係性は下図のようになっています。

各トークンの役割や機能についてみていきましょう。

・Steem(STEEM)

STEEMは、スチームブロックチェーンを構成する通貨で、取引所で売買されています。ビットコインやイーサリアムなど他の仮想通貨と同様の役割を果たします。

また、Steem Power(SP)や Steem Dollars(SBD)と交換でき、他のアカウントに送金することも可能です。

STEEMの価格変動によって、SPとSBDの価格も上下します。

誕生当初、STEEMはインフレ率が毎年100%になるように新規発行される設定でしたが、2016年12月の16回目のハードフォーク以降はインフレ率は年率9.5%になり、0.95%になるまで0.01%/25万ブロックあるいは0.5%/年ずつ発行率が減少していくよう変更されました。

・Steem Power(SP)

Steem Power(SP)は、スチームが運営するWebメディア「Steemit」において主力となるトークンです。Steemitに登録して最初に配布されたあとは、記事を投稿・評価した場合の報酬の50%分もしくは100%がSPで配布されるようになっています。

SPは金利の付くトークンであるため、所有量が多いほどネットワークから利息が与えられます。

また、長期間保有することにメリットがあり、貯蓄量に応じて投票権を獲得できます。

つまり、SPをより多く持つユーザーほど投稿やコメントの価値により大きな影響を与えることができるのです。

注意すべきは、SPはSTEEMやSBDのように他人に譲渡できない点です。

STEEMからSPへの交換(パワーアップ)はすぐにできますが、SPをSTEEMへ交換(パワーダウン)したい場合は、約13週に渡り分割で毎週受け取ることになります。

・Steem Dollars(SBD)

Steem Dollars(SBD)は価格がドルに固定されているトークンです。STEEMへ交換したり、売買や取引のために他のアカウントに送金することができます。

STEEMへの交換は制限なくできますが、その過程には約3.5日かかると言われています。

また、Steemitから与えられる報酬のうち50%をSBDとして受け取ることが可能です。

SBDは、The Steemit Shopのようなマーケットプレイスで商品を購入する際に使用します。

②トークンプロトコル「Smart Media Token(SMT)」

「Smart Media Token(SMT)」は、Webサイト、Appやオンラインコミュニティーの成長を目指しスチームが開発しているトークンプロトコルです。

サイト運営者は、収益化とコミュニティーの成長を助けるトークンをスチームブロックチェーン上で作成できます。トークンは即座に決済が可能であり、取引手数料も掛からない上に、ICOを通じて資金調達もできます。

SMTによって、広告に頼らない新たなビジネスモデルが実現できるのです。

一見イーサリアムのERC20トークンに似ていますが、デジタルコンテンツビジネス向けに設計されたProof of Brainや、トークンの報酬システムが組み込まれている点が異なります。

SMTは2018年にローンチ予定となっています。現時点(2018年4月)までにSteemitなどに実装され、テストが行われているようです。

③システム障害を解消するSNSプラットフォームの提供

スチームが提供するソーシャルメディアプラットフォームは、ブロックチェーンを利用しています。

これにより、記事の改ざんがなく、投稿時の不具合やシステム障害の発生率をより低減させ、さらに報酬システムによりユーザーが正当な利益を得られるプラットフォームを実現させました。

スチーム(STEEM)の仕組み-Proof of Brainって?

それでは、スチームのブロックチェーンの仕組みを見ていきましょう。

以前までスチームが採用していたプロトコルはBitcoinと同じProof of Workでしたが、現在はスチーム独自のプロトコル「Proof of Brain」が採用されています。

Proof of Brainの仕組みは、リスク(Lisk)などで採用されているDPoSと似ていますが、コンテンツの作成や管理を促すトークン報酬システムを持ったアルゴリズムです。

DPoSの仕組みを使うLisk(リスク)について、詳しくは「仮想通貨のリスク(Lisk/LSK)とは?特徴・仕組み・将来性について」をご覧ください。

「いいね」や「投票」を基準にトークンを流通するという仕組みは、他仮想通貨にはないスチーム特有のコンセプトと言えるでしょう。

スチーム(STEEM)が運営するSteemitって?

「Steemit」は、2016年にスチームが運営を開始した記事投稿サービスです。

TwitterやFacebookのように記事を投稿でき、一方でSteemit内に投稿された記事に対し、投票やコメントをすることでフィードバックを行えます。

さらに、評価基準となる投票には良い評価の「Upvote」と悪い評価の「Downvote」の両方があるという点が他のSNSとは違います。

Steemitの大きな特徴は、運営の基盤としてブロックチェーンを活用している点です。これにより、Steemitのユーザーは他人から良い評価を貰える記事を投稿したり、内容に価値のある記事に対し良い評価を与えることで報酬を受けられる、という仕組みになっています。

しかし、このシステムではただトレンドに上がっている記事を闇雲に評価するだけで報酬が貰えることになり、スパム行為が頻発してしまいます。

そこで、Steemitでは以下のような投票ルールがあり、スパム行為が起こらないように工夫しています。

1.複数投票するとその分評価のパワーが分散されてしまい、1つの投票の価値が下がる。

2.将来的に良い評価が集まる記事を見つけ、より早く評価できれば多くの報酬が貰える。

この他にも多数のルールを設けることで、Steemitでは自然と質の良い投稿が正当に評価される流れになっています。

Steemitからの報酬は、「SP/SBD=50%/50%」か「100%SP(POWER UP 100%)」の形で支払われます。

また、「Decline Payout」を選択することで支払いを拒否することもできます。

スチーム(STEEM)の価格・相場・チャート

現在、スチームにはどれほどの価値があるのか見てみましょう。

また、過去のチャートでは以下のような値動きをしています。

(A)2016年7月:β版公開のほか、7月4日は初の報酬支払日であったため、この日を境に一気に新規ユーザー数が増え、一時的に1 STEEM=470円まで上昇しました。

(B) 2017年末~2018年1月:海外大手取引所Binanceや韓国の取引所GOPAXに上場し、1 STEEM=800円まで上昇しました。

(C) 2018年4月:中国の大手取引所Huobiに上場し、その後価格が1 STEEM=460円まで上昇しました。

スチーム(STEEM)が購入できる取引所は?Steemitを利用すればSTEEMが手に入る?

①海外取引所で購入する。

2018年4月時点で、STEEMの国内取引所での取り扱いはなく、購入は海外取引所になります。

STEEMを取り扱う海外の大手取引所は、Binance(バイナンス)、Bittrex、Poloniexです。もしSTEEMの購入を検討する場合は、これら大手取引所の中でも特にBinance(バイナンス)をおすすめします。

Bittrexは手数料が0.25%、Poloniexは手数料0.05~0.25%と高めであるのに対し、Binance(バイナンス)の手数料は一律0.1%(BNBコインを使えば0.05%)と、手数料はかなり安いのです。

さらに、取り扱っている通貨の数も100種類以上と非常に豊富であり、新規通貨が早い時期から上場することでも知られています。

口座開設は無料ですので、今後の仮想通貨市場の盛り上がりを考えて事前に登録のみしておく、というのも良いかもしれませんね。

②Steemitを利用する。

海外取引所以外にスチームを手に入れる方法として、「Steemit」の利用があります。

主に、2つの手段が挙げられます。

・ブログ投稿

スチームを手に入れる主な手段です。投稿する記事の出来具合によって$0.01~$1000の価値がつけられます。記事を投稿してから一週間後に、報酬としてSDとSPを50%ずつ受け取ることができます。

・Upvotingする/コメントする

Steemitでは、Upvotingする(Facebookのいいね!のような評価機能)ことで報酬を得ることもできます。ただし、上記で述べたようにホットやトレンドリストに上がっている記事を全てUpvotingしても報酬は貰えません。

いかに良い記事を見つけていち早く評価できるか、が重要なのです。

スチーム(STEEM)のウォレットにはどのようなものがある?

スチームには公式オンラインウォレットがあり、Steemitの中に統合されています。

スチーム(STEEM)の仕組み・価格・将来性について、まとめ

30位前後を維持しているものの日本に馴染みのないスチームですが、他の仮想通貨にはないコンセプト・機能性やSteemitの普及率から、非常に将来性のある仮想通貨であると言えるでしょう。

今後の動向にも是非注目してみてはいかがでしょうか。

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