SECアメリカ証券取引委員会、Coinbase顧客からの大量のクレームを発表
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SEC(アメリカ証券取引委員会)は、サンフランシスコに本拠地を置く大手仮想通貨取引所であるCoinbaseに対し顧客から大量のクレームを受けていることを明らかにしました。
クレームの内容は、
「口座への送金が完了していない上に、問い合わせをしても無視される。」
「銀行口座からCoinbaseの口座へ送金したが、1日で完了する取引のはずなのに一か月以上かかった。何度メールしても返事が来ない。そもそも、1日の送金が1か月以上もかかるなんてありえない。」
この他に、「不正に口座が凍結された。」といったものなど、同様の詐欺にあったと訴える被害が大量に寄せられており、その量は164ページ、200ページとも発表されています。
これらのクレームがどれも信憑性のあるものかどうかは疑問ですが、信頼に足る内容のものも中にはあるようです。
顧客からクレームが殺到しているにもかかわらず対処しないという状況は、今後仮想通貨業界そのものに対する信用に響いてしまう可能性が高いです。
昨年の仮想通貨市場の好景気に貢献した陰には「成功の痛み」とでも言うかのように、これらの過去のクレームのようなことがあったのでしょうか。
仮想通貨取引の健全化に顧客対応と法規制準拠は不可欠
Coinbaseは、5月に新しく改良版プラットフォームをローンチした他、展開中のロールアウトでは、6月に三菱UFJを提携し日本進出を発表したばかりです。
日本の法律に準拠して展開していくと言っていますが、そのような態勢では、一企業として丁寧な対応を強く求める日本への進出は厳しいものになってしまいます。
Coinbaseは、カスタマーサポートチームも1.5倍増員し、365日対応するよう、また回答も迅速にするべく対応改善に尽力しているようです。
コインベースが日本に来るというニュースが仮想通貨市場にとって良い兆しとなってほしいです。
参考サイト:
https://ethereumworldnews.com/sec-reveals-164-page-document-of-coinbase-complaints/
https://mashable.com/2018/06/20/sec-coinbase-complaints-fraud/?utm_cid=hp-hh-pri#.YZj7Ia46iqg
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO31334860U8A600C1EE9000/
https://www.coindesk.com/coinbase-launches-new-gdax-acquires-paradex/
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