テックビューロ、国内ICOは困難。コムサ事業の進捗状況は?
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仮想通貨取引所Zaifを運営するテックビューローは、同社のICOのプラットフォーム「コムサ」のホワイトペーパーに記載した事業進捗状況について報告しました。
報告によると、日本国内での新規のICOは困難ということです。
テックビューロによると、当社事業として存続するとした一方で、現在ICOで発行されるトークンの位置付けや自主規制内容は業界内で議論の最中であるとし、未だその内容が固まっていないことから、当面の間、国内でのCOMSAサービスのPRやマーケティング活動は見送るとのことです。
一方で、スイスを中心とする海外でのPRやマーケティング、COMSAのICOトークンセールのプラットフォーム開発は、欧州の子会社で実施するとのことです。
「COMSA CORE」と「COMSA HUB」開発はテックビューロホールディングスが継承。
同日、ロードマップの発表も行われました。
テックビューロは7月に会社分割を行い、ソフトウェア事業をテックビューロホールディングスに継承しました。
これにより、ホワイトペーパーに記載した事業のうち、「COMSA CORE」と「COMSA HUB」の開発をテックビューロホールディングスが行い、ICO総合プラットフォームの実現に向けた準備を進めるとしています。
COMSA COREとは、テックビューロの独立したサービスとして異なるブロックチェーン間でトークンのペッグと制御をコントロールします。
今年冬にはテスト版をリリースし、19年夏に正式版をリリース予定です。
COMSA HUBとは、パプリックブロックチェーン上のマスターアカウントと内部のプライベート勘定との間でトークンの残高をコントロールします。
19年春にテスト版をリリースし、19年冬に正式版をリリースする予定です。
進展がなく、ユーザーの中で不安視の声もあった中で、内容や予定に変更こどあったものの、プロジェクトの存続が公表され、ロードマップが開示されたことで値動きが低迷していたCOMSAの価格が上昇に転じています。
トークンの国内での法的位置付けや自主規制についての議論の動向に今後も注目が集まりそうです。
参考サイト:
”https://coinpost.jp/?p=40061”
”https://jp.cointelegraph.com/news/tech-bureau-said-ico-is-difficult-in-japan-in-reporting-their-progress-of-ico-platform”