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【8/21今週まとめ】インドでビットコイン取引急増、ビットコイン年初来高値更新、バフェット氏金鉱山関連株を購入、birFlyer利用率連続で国内首位に

2020.08.21
8/21まとめニュース

<この記事(ページ)は 5分で読めます>

8/17 インドでビットコイン取引が急増

インド最高裁判所が今年3月に暗号資産取引所に対する銀行の規制を解除して以来、インド国内の暗号資産取引量が急増しており、7月の取引量は史上最高額を記録したとのことです。

バンガロールのテックスタートアップMarlinのCEOであるSiddhartha Dutta氏によると、最近のビットコイン需要の高まりは、2016年の高額紙幣廃止に対するインド国民の反応の強まりが原因とのことです。

政府の政策によって、古い紙幣は突然その価値を失いました。
これらの経験から、政府に発行を管理されることなく市場原理に基づくビットコインの価値は、インドの人々にとって特に魅力的に映ったものと推察されます。

インド国内大手暗号資産取引所のZebpayでは、高額紙幣廃止後の18日間でビットコイン価格は575ドルから1020ドルまで高騰しました。
一部のインド人投資家は資産の保管目的として、また政府による高額紙幣廃止や金の取引禁止などの可能性に対する不確要素を最小化するための選択肢としてビットコインを見ているとのことです。

インドの国内暗号資産市場の成長のスピードは2018年に鈍化し始めていましたが、銀行の制限解除により、抑制されていたビットコイン需要が一気に放出された形です。

8/18 ビットコイン年初来高値更新

ビットコインが18日、日本円建てで130万円を突破し、年初来高値を更新しました。

米ドル建ての価格で12,000ドルを突破し、ハッシュレートが過去最高値を更新するなどの背景も後押しとなり、買いが先行しました。

世界経済への不安や米国の低金利の長期化の影響で金価格が高騰し、潜在的なインフレヘッジを意識した根強い買いも継続しています。

機関投資家のポートフォリオ見直しの投資先として、金と同様の性質を持つとされるビットコインへの関心も高まっており、ビットコインの資産価値としての見方にもこれまで以上に変化が現れていると言えます。

8/18 バフェット氏の金鉱山株購入で高まるドルへの懸念

世界3大投資家として知られるウォーレン・バフェと氏率いるバークシャー・ハサウェイが、金鉱山会社の株を取得したことが明らかになりました。
ビットコイン価格は1,2000ドルを突破するもその後反落し、11,900ドルまで下落し、ドル価格も急落しています。
新型コロナウィルス感染拡大による自国経済への打撃を抑えるために、米政府が量的緩和などの大規模政策でドル供給量を増やし続けたことでドルの価値が下がるとの予想に基づくものと考えられます。

こうした状況の中、バフェット氏の投資保険会社バークシャー・ハサウェイがカナダの鉱業会社バリック・ゴールドの2000万株(約600億円相当)をポートフォリオに加えたことがFORTUNE誌によって報じられました。
バフェット氏は、かつて金に対しては懐疑的な見解を示していましたが、歴史的転換期とされる世界経済の現状から方向を転換したものを思われます。

この報道を受け、米国市場では金鉱業セクターの関連株が軒並み上昇しました。
法定通貨である米ドルの衰退とゴールド市場への資金流入は逃避資産に対する需要の拡大を示しており、金と同様の性質を持つとされるビットコインにとっては追い風になると考えられます。

金ドルチャート

出典:https://jp.tradingview.com/symbols/XAUUSD/

 

8/19 DeFiのガバナンストークンYFI、取引開始1ヶ月でビットコイン価格に迫る

DeFiプラットフォームのガバナンストークンYFIは取引開始からわずか1ヶ月で市場価格がビットコインに並びました。

取引開始の7月18日の時点ではわずか32ドルだったYFIは1ヶ月で価格が1,000ドルまで高騰し、1ヶ月間で32,000%上昇したことになります。

DeFiプラットフォームyearn.financeは、レンディングサービスを利用してトークンの貸し出しを最適化する分散かアグリゲーターサービスを提供しています。
yearn.financeに預け入れられた対象トークンは、利子が付くytokenに変換され最も収益性の高いレンディングサービスを利用できるように定期的にリバランスされるように設計されています。

最近ではDeFiユーザーだけでなく、BitMEXのCEOなども関心を示していることで話題になっています。

8/20 bitFlyerがサービス利用率連続で国内首位に 若者の利用者が増加傾向に

大手暗号資産取引所bitFlyerは、暗号資産サービス利用率で昨年に続き2年連続で1位
になったことを発表しました。

また、bitFlyerの利用者は以前までは30代から40代男性が最も多かったが、直近の調査によると20代男性の利用率が増加しているとのことです。

また、全体に占める投資未経験者の比率も増加傾向にあるとのことで、投資経験のない若い年代が初めての投資先として暗号資産を選ぶケースが増えていると言います。

年代別利用者数の推移

出典:bitFlyer

コロナ禍の状況でメインの利用者が30代から20代にシフトしている傾向は、業績を伸ばしている証券会社でも見れらない特異な傾向なデータであるとのことです。

今後は若者を中心に暗号資産の普及拡大が進むことが期待されます。

参考サイト:
”https://www.coindesk.com/first-mover-bitcoin-omisego-portnoy-orchid”
”https://www.coindesk.com/india-may-be-starting-its-biggest-bitcoin-bull-run-yet”
”https://coinpost.jp/?p=175545”
”https://coinpost.jp/?p=176054”
”https://coinpost.jp/?p=176672”
https://bitflyer.com/pub/20200821-bitFlyer-No1-announcement.pdf

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