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米生命保険大手メットライフ イーサリアムブロックチェーン導入へ

2019.06.21
米生命保険大手メットライフ、イーサリアムブロックチェーン導入開始へ

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米国生命保険大手のメットライフは、イーサリアムブロックチェーンを生命保険サービスに導入することをプレスリリースで明らかにしました。

保険金請求の面倒な手続きを削減

メットライフ傘下のデジタルイノベーションセンター「LumenLab」は、Singapore Press Holdings (SPH) と NTUC Income (Income) と共同でイーサリアム上に構築したスマートコントラクト・プラットフォーム「Lifechain」を公開ました。

「Lifechain」はプログラムに基づき、自動的に規約や支払い請求が実行されているか否かを判断することができるとのことです。

Forbesの報道によると、生命保険は民間企業が提供しているため、残された家族は個人がそもそも保険に加入しているかどうかを認知していないケースがあるとのことです。
また、家族を亡くした悲しみで生命保険の申請などの手続きが二の次になってしまうケースも少なくないとのことです。

このシステムの導入により、そうした生命保険における処理作業の過程で発生する面倒な手続きを減らすことが期待されるとのことです。

死亡診断書発行と同時にデータベースにアクセス

政府のデータベースが死亡診断書を発行した際に、Lifechainが故人のNational Registration Identity Cardの情報を暗号化してイーサリアム上で取得し、NTUC Incomeのデータベースで生命保険の対象者を検索するとのことです。

保険会社におけるブロックチェーン技術の活用は増加しており、今週初めには英国保険テック企業のブロッククレームがブロックチェーン基盤の保険請求システム開発に50万ポンドを調達したと発表しています。

保険金請求手続きの処理コストの削減や、支払いまでの時間を短縮できるとのことです。
また、人工知能AIを活用して詐欺行為なども検知できるとのことです。

参考サイト:
“https://www.forbes.com/sites/stevenehrlich/2019/06/19/metlife-plans-to-disrupt-2-7-trillion-life-insurance-industry-using-ethereum-blockchain/amp/?__twitter_impression=true”

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