Nike イーサリアムブロックチェーンでデジタル・スニーカーの特許獲得
2019.12.12
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米国スポーツ用品大手Nikeが、イーサリアムブロックチェーンで靴をトークン化したデジタル・スニーカーの特許を獲得したとのことです。
真正性の保証
靴をトークン化する目的は、商品の真正性を保証することです。
Nikeは唯一性を持つトークン(ノンファージブルトークン)を用いて、デジタル資産と商品を連動させるシステムを構築したとのことです。
米国特許商標長の文書によると、Nikeは一部の靴に対してイーサリアム基盤のERC721、もしくはERC1155のトークンが採用されるとのことです。
消費者は一部の靴を購入するとデジタル・スニーカーの所有権も付与されます。
10桁の承認番号と連動させることでトークンを開放し所有権を持つことが可能とのことです。
デジタル靴の所有権だけでなく、靴の生産量を決める権利や、靴のデザインを制御する機能も付与される予定で、デジタル靴同士を掛け合わせてデザインを融合させることも可能とのことです。
靴が売却されれば、デジタルトークンの所有権も移ることになります。
トークンは売買が可能で、仮想通貨ウォレットなどで保管することができると言います。
拡大するバーチャル・グッズ市場
唯一性を持つノンファージブルトークンはデジタルアイテムに多く応用されています。
バーチャル・グッズ市場は拡大傾向にあり、高級ブランドなどにとって重要な役割を担い始めています。
今後もファッション・アパレル業界ではこのようなデジタル・アイテムの活用が増加していくことが予想されます。