ステーブルコインTrueUSD、米ドルとの連動価格のリアルタイム確認が可能に
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ステーブルコインTrueUSD(TUSD)を発行するTrustTokenが、監査会社であるArmaninoと提携し、USドルと紐づいているTrueUSDの市場価格をリアルタイムで確認できるサービスを開始すると発表しました。
監査企業Armaninoとの提携
Armaninoは、サンフランシスコを拠点とする監査会社です。
同社は、TUSDの流通状況とTUSDが担保する法定通貨のファンド資産に関する最新の監査結果を、第三者視点から提供するとのことです。
Armaninoは、TrustTokenがTUSDに連動したUSドルを保管するエスクロー口座と連携するとのことです。
また、TUSDの供給状況を監視するためにイーサリアムノードの運用行うとのことです。
時間の短縮化と高い透明性を実現する新しい基準
この新サービスによって、これまで数ヶ月かかっていた情報提供を数分で完了することが可能になり、かつ透明性の高いサービスの提供が可能になるとのことです。
TrustTokenのCEOであるRafael Cosman氏によると、この新サービスは、ステーブルコインの新しい基準を構築するだけでなく、将来的にはすべてのトークン化された資産にとっての基準となるとのことです。
「資産価値のリアルタイム確認サービスにより、投資家はいつでも自分の保有するトークンの現実世界での価値がどのくらいなのかを知ることができる。」
Armaninoのリスク保証部門の責任者であるNoah Buxton氏は、こう付け加えています。
「わが社はトークンの継続的な保証と監視はもはや遠い未来のものではないと考えている。今すぐにでも実現可能な現実となった。」
この新サービスは4月の初旬に開始されるとのことで、Armaninoのウェブサイトから誰でもアクセス可能とのことです。
”1-click買い戻し”サービス
TrustTokenは、またTrueUSDの最低購入額を1000ドルに引き下げると発表しました。
さらに、”1-click買い戻し”を導入し、銀行口座と自動的に連携することで、ユーザーが銀行口座から同額のUSドルをTUSDの個人買い戻しアドレスに送信したことを即座に承認できるようにするとのことです。
ステーブルコインの透明性をいかに保つかという問題は、TetherのUSDTトークンで長らく議論を巻き起こしてきました。
TrustTokenは、Tetherの教訓を生かし透明性の高いステーブルコインの価値の保証を実現できるのか関心が集まります。