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7月4日・5日開催!TokenSky Tokyo2018 カンファレンスレポート

2018.07.12

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2018年7月4日・5日の2日間にわたり、東京・汐留にてTokenSky組織委員会とアソビモ株式会社の共同主催のブロックチェーンイベント『TokenSky Tokyo2018』が開催されました。

世界中のブロックチェーン企業が東京に集結

『TokenSky』はアジア最大級のトークンエコノミーとブロックチェーン業界向けイベントをアジア各国で開催しており、前回は韓国で2日間に渡りカンファレンスが開催されました。

今回の東京大会では、ブロックチェーン業界に携わる世界の著名な経済学者、教授、投資家、事業家などの有識者・専門家が150人以上登壇し、ブロックチェーンに関する様々な機会・問題について議論が行われました。また、120以上のブロックチェーンに関連する団体がブースを出展し、イベントは終日大いに盛り上がっていました。

会場の様子

Tokensky Tokyo2018受付、会場の様子

受付の様子。9時の開場時から多くの人で賑わっていました。

受付は中国語・日本語・英語で分けられていましたが、日本人よりも中国の方が多く来場している印象を受けました。
会場は3フロアから構成されており、受付のある1階と地下1階には各ブロックチェーン企業のブースが並び、2階では2ステージにて各国のゲストスピーカーによる講演が終日行われていました。

Tokensky Tokyo 2018 協賛企業

 

今回の大会は東京での開催でしたが、全体として、協賛企業はほとんどが中国系の企業であり、中国のブロックチェーン業界の盛り上がりを肌で感じることができました。

ゲストスピーカーによる講演

Token Sky カンファレンスの大きな魅力の一つがゲストスピーカーの豪華さです。

TokenSkyo Tokyo 2018ゲストスピーカー基調講演
スタンフォード大学の客員教授も務めた経験のある日本を代表する経済学者である野口悠紀雄氏をはじめ、「アフター・ビットコイン」の著者である中島真志氏、ジャーナリストの津田大介氏、株式会社gumiの代表である国光宏尚氏などが登壇していました。

野口氏はブロックチェーンの原理、今後どのような分野で応用されて行くのか、などについて、初心者の方にもわかりやすく解説されていました。
また、津田氏は2000年代のIT革命と現在のブロックチェーンブームを比較し、今後のブロックチェーンの発展に期待を寄せている、と語っていました。

中でも印象に残っているのはアソビモCEOの近藤克紀氏の講演です。
近藤氏はブロックチェーンの特許における日本の占める割合の少なさについて言及していました。
2017年度、ブロックチェーン関連で取得された特許のうち8割は中国・アメリカの企業によって取得されたのに対し、日本企業もしくは日本人がとった特許は全体の3%ほどであるといいます。

近藤氏は、ブロックチェーン時代の潮流に日本が取り残されないためにもToken Skyのように他国のブロックチェーン関係者と接点を持つ機会を多く設けることの重要性を強調していました。

展示ブース

TokenSky Tokyo2018 展示ブースの様子

展示ブースには1階と地下1階にあり、特に地下1階の大きなフロアでは多くの展示ブースが立ち並んでいました。
数あるブースの中で、今回はいくつかの海外取引所にお話を伺うことができました。

Bit-Z

TokenSky Tokyo 2018 取引所 Bit-Zのブース

Bit-Zは2016年に香港で設立された仮想通貨取引所です。現在109の仮想通貨がBit-Zに上場しています。
利用者はおよそ100万人で日本・韓国・シンガポールといったアジアの国々のユーザーが多いようです。
2018年にはグローバル進出に力を入れる予定で、担当者のSummerさんは、日本のユーザーもさらに取り込んでいきたいと語っていました。

Bit-Kop

TokenSky Tokyo 2018 取引所 BitKopのブース

Bit-Kopはシンガポールに拠点を置く仮想通貨取引所で、Bit-Kopからの出資を受けています。
登録者数は現在まだ20万人ですが、安全・簡単・効率性に重きをおいており、今後日本市場への進出も考えている、とのことでした。

Blockchin.io

Blockchain.ioはヨーロッパに拠点を置く仮想通貨取引所です。
現在はビットコイン、イーサリアムをはじめとした主要通貨5通貨のみを扱っていますが、今後銘柄数を増やしていくとのことでした。
日本市場の開拓にも前向きな姿勢をとっています。

今回はマーケティング担当のBerche氏にお話を伺うことができました。

Tokensky Tokyo 2018 イベントレポート~取引所”Blockchain.io”インタビュー

まとめ

今回のToken Sky Tokyo2018は全世界の人々のブロックチェーン技術への期待感の高まり、熱狂を肌で感じることができるイベントだったのではないでしょうか。
日本のブロックチェーン業界の発展にもさらなる期待が持てそうです。

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