ビットコインの送金時間はどれくらい?遅い理由と速くする方法を解説
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ビットコインの特徴の一つとして、「送金」するときにかかる時間が遅いと言われています。
現在、ビットコインの送金時間はどのくらいかかるのでしょうか?ビットコインの送金時間が遅い原因とは何でしょうか?速く送金したいとき、どう対処すべきでしょうか?
ビットコインの送金時間について詳しく解説します。
ビットコインの送金時間の目安はどのくらい?
ビットコインの送金時間は一般的に10分程度と言われています。
しかし、実際にビットコインの送金をしてみると、送金の金額、時間帯、取引所や手数料などによって、送金の時間が異なります。
数分で送金できる場合もあれば20時間かかる場合もあり、ビットコインの送金時間の長さが幅広いです。
では、ビットコインの送金時間の目安はどのくらいかかるのでしょうか?
現在、ビットコインの送金時間の目安は早くとも20分ほどかかるとされています。
ビットコインの送金時間に関する評価
ツイッターなどのSNS上では、「ビットコインの送金時間が遅い」というユーザーの声が多く聞かれます。
BTCの送金は本当に遅いです。1分間の処理速度がかなり遅いので、全世界では2億人近くのユーザーがいますから、その人数が遅いビットコインでやり取りとなると、渋滞して時間がかかるんですよ。
— 仮想通貨Billionaire (@World_Billion35) 2017年12月21日
ビットコインの「送金に10分」については残念ながら何の魅力も感じない。遅い。一時、1ビットコインが200万オーバーになったが、その送金時間にその価格の魅力を感じるか?それだけ価値があるか?Dashは4秒ととあるサイトで見た。そちらの方が価値があると思わないか?
— 肉だんご (@nikudangosuper) 2017年12月25日
また、ビットコインの送金時間が遅いので、他の仮想通貨を利用するという声もあります。
ビットコインの送金時間かかり過ぎ。
やっぱイーサリアムの方が楽。
valuもイーサリアムに対応してほしい。— ラウンダーズ (@FUKUIdeTOUSHI) 2018年2月26日
Bitcoinの送金、時間かかりすぎ。。イーサのほうが100倍早い😥これはやってしまいましたー。
— あどなんとかさん/ADK仮想通貨ブログ (@admen_vc) 2018年1月25日
ビットコインの送金時間を批判する声だけではなく、ビットコインの送金時間が速かったというケースもあります。
コインチェックからバイナンスへの送金時間、ビットコインは1時間かからないぐらい、イーサリアムは7分ほどだった
— ダレン (@Darren_in_Japan) 2017年12月18日
ビットコインの送金時間が遅い理由
では、ビットコインの送金時間が遅い理由とは何でしょうか?
ビットコインの送金時間には、スケーラビリティの問題に大きく関係しています。
ビットコインのスケーラビリティ問題とはブロックチェーンの上で取引情報を記録することになるブロックの容量が1MBに制限されているため、送金に時間がかかってしまうという問題です。
ビットコインを送金する時にはマイニングという1回につき約10分の取引の承認作業が行われます。
ビットコインの承認作業の回数は取引所によって異なっています。
以下は各取引所における承認作業の回数の目安になります。
取引所 | 承認作業の回数 |
Zaif | 6回 |
QUOINEX | 6回 |
bitFlyer | 3~6回 |
coincheck | 3回 |
bitbank.cc | 3回 |
BitPoint | 3回 |
また、取引データの増加により、未確認トランザクション(取引)が増えると、取引承認作業の遅延が発生し、送金時間が遅くなってしまいます。
例えば、現時点の未確認トランザクションは5011件あります。
スケーラビリティ問題により、送金手数料の高騰も引き起こしています。
例えば、取引所coincheckは2017年に、ネットワークの混雑のため、送金手数料を増加したというツイートを2回投稿しました。
現在ビットコインのネットワークが混雑しており、送金に遅延が発生しております。同事象に伴い、2017年8月23日14:00(JST)〜混雑が解消されるまでの期間、送金手数料を通常の0.0005BTCから0.001BTCへ変更致します。
何卒、ご了承下さいますようお願い申し上げます。— Coincheck(コインチェック) (@coincheckjp) 2017年8月23日
【お知らせ】
現在ビットコインのネットワークが混雑しており、送金手数料が高騰しております。これに伴い、2017年12月20日15:00頃〜混雑が解消されるまでの間、送金手数料を0.001から0.002へ変更を致します。何卒、宜しくお願い申し上げます。— Coincheck(コインチェック) (@coincheckjp) 2017年12月20日
ビットコインの送金時間が遅いときの対処法
ビットコインの送金時間が遅い時はどうすればいいでしょうか。
しばらく待つ
基本的に「トランザクション」が確認されるまでは「待つ」ことしかできません。
しかし、送金時間がかかりすぎて、不安になる場合、別の方法でやってみましょう。
手数料を高くする
ビットコインを送金するときに手数料を多めに支払うことによって、承認作業を優先的にしてもらうことができます。
例えば、
手数料 | 優先度 |
+0.0001BTC | 少し優先 |
+0.0002BTC | 優先 |
+0.0005BTC | 最優先 |
速くビットコインを送金させたいような場合は、適切に送金手数料を追加してみましょう。
送金をキャンセルし、他の仮想通貨に変更する
適切な手数料を支払っても、長い間にトランザクションが承認されない状態が続けば、送金をキャンセルし、他の仮想通貨で送金することができます。
ビットコインの送金時間の確認方法
ビットコインを送金するとき、以下のサイトでトランザクションを確認することができます。
blockchain
Blockchainでの確認方法としては、サイトの「サーチ」検索窓に送ったビットコインの送金アドレスやトランザクションIDを入力することで送金状況をチェックすることができます。
chainFlyer
chainFlyerの確認方法としては、画面の検索窓にビットコインの送金先アドレスやトランザクションIDを入力することで、送金状況を確認することができます。
ビットコインより送金時間が早い仮想通貨とは?
ビットコインの送金時間が遅すぎる場合、送金をキャンセルし、他の仮想通貨で送金することができます。
では、ビットコインより送金時間が早い仮想通貨にはどのようなものがあるのでしょうか。
以下は他の仮想通貨の送金時間の目安になります。
仮想通貨 | 送金時間 |
ビットコインキャッシュ(BCH) | 10分~ |
イーサリアム(ETH) | 15秒〜(状況によって、10分〜かかる場合もある) |
ライトコイン(LTC) | 10分以下~ |
ネム(XEM) | 1分以下~ |
リップル(XRP) | 4秒~ |
表から、一番速く送金できるのはリップルだということが分かります。
まとめ
ビットコインの送金時間について解説しました。
現在、ビットコインの送金時間が遅い状況やその原因についてお分かりいただけたでしょうか。
送金時間が長すぎる場合は、適切な手数料を支払って速度を早くすることができます。
また、ビットコインの送金をキャンセルし、イーサリアムやリップルなどの他の仮想通貨で送金するという方法もあります。
自分にとって最適な仮想通貨や送金方法を見つけて、より快適に仮想通貨を利用しましょう。